2021年07月26日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No213:口頭(対話)のコミュニケーションは「話す、聞く、質問」の3つから成る

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『口頭(対話)のコミュニケーションは「話す、聞く、質問」の3つから成る』
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さて、今回のテーマは、『口頭(対話)のコミュニケーションは「話す、聞く、質問」の3つから成る』

「質問は、聞いているのですが、話しているのですか?」。
この質問は、私が研修でよくする質問の一つです。

こんな質問をされたら、あなたは、どう答えますか?
この質問には「聞いている」、「話している」両方の答えが返ってきます。

口頭のコミュニケーションが「話す」と「聞く」からなっていると言われますが、「質問する」は「話す」と「聞く」の内のどちらなのでしょうか?
ちょっと考え込んでしまいますね。

私の答えは、コミュニケーションは「話す」と「聞く」だけではなく、もう一つ「質問する」を含めた3つからなっている、というものです。
こう考えるとスッキリしませんか?
この考えでは、日頃あまり意識していなかった「質問」がクローズアップされてきます。

ただ、「話す」、「聞く」を交代して行うだけではなく、この「質問」を活用することで、少なくとも、3つのメリットがあります。

「質問」をすることで、話していることについての自分の理解を深めることができます。
また、双方の理解している内容の確認、共有化、そして何が合意して何が合意できないかもハッキリさせることができます。
さらには、質問することで、話し合っている相手の考えを明確にし、理解を深めて、良い結論を導くこともできます。新しいアイデアが生まれてくることさえできます。

コミュニケーションは「聞く、話す、質問する」の3つから成る
これが私の結論です。

そして、この質問力を高めることで、あなたのコミュニケーション力は高まります。
管理監督者の皆さんであれば、リーダーシップを高めることにもつながります。

次回からは、この質問力について、考えていきましょう(私のコーチングやOJT研修を受けられた方、このメルマガ・ブログを3年以上読まれている方には、復習になるかと思います)。


それでは、また次回で。


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2021年07月19日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No212:『いい仕事をするための3つの視点で考える』

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『いい仕事をするための3つの視点で考える』
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さて、今回からは、私が研修で話しているマネジメントの重要ポイントを「3つの○○○」という形で整理してお伝えします。

第1回は、『いい仕事をするための3つの視点で考える』

この3つの視点は、私の管理監督者研修、リーダーシップ研修、そして報連相研修などで必ず入れる最重要コンセプトの一つです。

いい仕事をするための基本中の基本とも言えます。

リーダーとして仕事の指示や指導育成、相談等の適切な手段をとるためには、「どうしたらいいか?」とやり方を考える前に、少なくともこれから述べる3つの視点で(しかも同時並行で)考えることが必要です。

一つ目の視点は、何のためにするのか『意図(目的)を明確にする』ことです。

例えば、仕事の指示をする時の意図(目的)であれば、
➀言った通りに間違いなく実行してもらうため、
➁目的を伝えて具体的な進め方は自分で考えてもらう(任せる)ため、
➂課題を提示して、解決目標やその具体策まで自ら考えてもらうために、等です。

この3つの意図では、その仕事の指示の仕方(任せ方)は異なってきます。


二つ目の視点は、コミュニケーションを『相手中心で考える』ことです。

先に述べた仕事の指示(任せ方)の3つの意図のどれであれ、指示する相手(部下)によって、伝え方も考えなければなりません。

相手が新入社員とベテラン社員では、それぞれに適切な伝え方も違ってくるわけです。


三つ目の視点は、リーダーである自分自身の意識・態度・行動を常に『客観的にふり返る』ことです。

一つ目の視点の『意図的に(目的を明確に)すること』については、皆さんはいかがでしょうか?
何のためにするのかを意識せずに習慣的していると意味のない行動をとっている場合がよくあります。

例えば、毎朝の挨拶です。
今朝あなたは、出社して職場に入った時に、誰に対してどのような挨拶をしたか覚えていますか?
100%再現することができますか?多くの人はうろ覚えであり、おそらくこうしていただろう、という感じではないでしょうか。

つまり、意図的、意識的な挨拶をしていないということです。
単なる無意識的、習慣的、儀礼的な行動になっているのです。

挨拶は、コミュニケーションにおいて非常に重要な意味・目的があるのです(少なくとも5つ以上)。

その意味・目的は、ご自身で考えてみて下さい。


二つ目の『相手中心』でコミュニケーションをとることについては、どうでしょうか?
相手が誰であろうと、いつもと同じやり方で指示したり、誰の相談に対しても同じ対応をしたりしてはいませんか。

誰が、どんな相談をしても「それは難しいね」という同じセリフしか言わない上司、あなたが部下ならどう感じますか?
それが上司としては意図的な発言(自分で考えさせるため)であったとしても、その時の状況や部下の気持ち、反応を感じ取らず、それで終えてしまっては本来の「自分で考えさせる」と言う意図どころか、単にやる気をなくさせることになっているかもしれません。

意図を明確にしても、常に相手は皆違うので、その一人一人の相手の立場、考え方に立って考えて、最適なコミュニケーションを選択する事が必要なのです。

三つ目の『自己ふり返り』については、次のような時どうしているかを考えてみましょう。

指示した後に、相手が言ったとおりに行動せず、違ったことをしてしまった。
相談した後に何も言ってこない、報告もない。
このような時に、「困った部下だ」で片づけてしまっていませんか。

自分自身の指示の仕方に何か問題はなかっただろうか?
相談に乗ったが、本当に相手の希望に応じた相談ができていたのだろうか?
と考えることです。

常に、明確な意図を持ってかつ、相手の思いや立場を把握して、適切で妥当な対応がきるという完璧なリーダーはいません。

だからこそ、いつでも自分自身をふり返ることが必要なのです。自分自身を自己評価して、さらに何をどうしたらより良くなるのかを考えて、あらためるということです。

ここでいうふり返りは、終わった後のタイミングだけではありません。
これから面談やミーティング等を行う予定が決まっている場合にもふり返りは有効なのです。こんなことは十分注意して話そう、聞こうという自分のやり方についての事前準備やシミュレーションになるからです。

3つの視点、まずはそのうちの一つからでも、常に意識してみて下さい。

もちろん、「何のために?誰のために(相手から見ると)?自分自身を振り返ると?」のセットで出来るのが一番です。

それでは、また次回で。


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2021年07月12日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No211:『部下の視点からのマネジメントを考える』を振り返って3つのこと

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『部下の視点からのマネジメント(上司活用のマネジメント)を考える』を振り返って3つのこと
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さて、5月10日のNo203から今回迄の9回で「部下の視点からのマネジメントを考える」のテーマでお伝えしました。
途中からは特に「上司を活用するマネジメント」という方向になりました。

最初は「部下力」という言葉の意味から初めて、参考にした7冊の本に目を通しながら、私自身の学んだことなるほどと思った事の要点や感想をコメントしてきました。

今回シリーズ最終回ということで、私自身がこのテーマで考えたことを3つ記します。

1.いい関係ができるかどうかのキーは、自分自身が積極的、肯定的姿勢の言動をとることが第一。

相手が上司であろうと部下であろうと、一緒に仕事をする「協働関係」となる相手。
直ぐにうまくいっても、いかなくてもいいので、共にいい仕事ができる関係をまずつくろう、という気持ちで接することが大切。

そのためには、まず相手の話を「積極的に傾聴し、共感する」、そして「承認する」こと。
少しでも自分の役に立ったり、助かったりしたことがあれば、すかさず「ありがとう」と言ってみよう。


2.人(ひと:他人)は自分じゃないので、違って当たり前、自分のモノサシ(こうあるべき)で判断しない。

意見や考えの違い、行動の仕方の違いですぐ良し悪しを決めつけない。
上司はこうあるべきだ(なのに〜をしてくれない)、これはするべきではない(なのにしている)と自分の視点で決めつけないことです。

自分とは違う考えや、行動を受けいれなかったり、否定したりする前に、そうしている理由や背景、その相手の判断の基準、行動特性・傾向(性格ともいう)をまず掴もう。
そのためには、積極的傾聴、承認するにプラスして「質問する」ことで、相手の真意・本音を教えてもらい、確認して理解し、共有することです。


3.周囲の人から、その人の意見・考え方や行動、持っている情報等、全てから学ぶ姿勢で取り組もう。

自分の知らないこと、違う考え方、また優れた知識・見識・経験を聞いて学ぶ
また、もし相手に問題だなと感じたことがあれば、基本的には、前述の1.2.の行動や考え方でポジティブに捉えてみる

明らかにまずいなと思ったり、ミスや失敗、問題を起こしてたりしているのだったら、そこからも学ぼう。
どうしたら、自分はそうしない、そうならないで済むかと

もちろん、ただ横から眺めているだけではなく、相手が耳を傾けてくれる人であるなら、上下の関係なく、その相手をフォローし、サポートしていこう

全てに完ぺきな人は誰もいない。「誰も自分の事は、自分で見えない」
縁あって同じ職場で働いている「協働パートナー(役割の上下はありますが)」としてできることをしていきましょう。

以上の3つのことは、相手は上司だけではなく、同僚、部下他に仕事で直接かかわる人全ての人に対する基本姿勢として大切なことになります。



今号で、『部下の視点からのマネジメント(上司活用のマネジメント)を考える』シリーズは終了です。

これまでの各号で少しでもヒントになったこと、印象に残ったこと等の感想やご質問お寄せいただければ嬉しいです。

次回からは、私が研修で話している「3つの○○○」をお伝えしていきます。
(できたら今週にスタートしてます)

それでは、また。


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