2022年05月25日

【いい仕事をするために】No255:「問題の部下はいないと考える方法」

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「問題の部下はいないと考える方法」
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今日のテーマは「問題の部下はいないと考える方法」

上司やリーダーから見て問題と思われる部下をどうしたらいいのか?
ほとんどの管理者、リーダーの皆さんが感じている問題です。

管理者やリーダーの方を対象としたマネジメント研修をメインに担当している私は、研修の中でまた、クライアントの経営者や人事担当者の方から多くの社員、部下の問題の相談を受けたりします。

最近の若い人は・・・、から始まり、自分のことしか考えない、自分で考えない等・・・。

この問題に対して私が10数年前に出会ったある本から学んだことがあります。
それが「問題の部下はいないと考える方法」です。

「何だそれは?」と思われるかもしれません。

この考え方を要約すると次の3つとなります。

1.こわれていないものを直そうとするな
2.うまくいっていることを見つけてそれを増やす
3.うまくいっていないのなら、今と違うことをする



1.こわれていないものを直そうとするな

自分(上司・リーダー)から見て相手(部下・メンバー)を「自分のことしか考えない」「自分の頭で考えない」という「困った人」「問題のある人」と考えないということが一番目です。

もともと問題でない(こわれていない)のであれば、なおす必要はないのです。

ではどのように考えるかというと、その人になってほしいと望む姿・状態を100点として、十分ではないとしても(せいぜい20点として)、できていない部分(マイナス80点)をみるのではなく、20点はできている人と考えるのです。


2.うまくいっていることを見つけてそれを増やす

次に、その20点分の中身に注目するのです。
まずは毎日会社に来て仕事はしている、から始め、〇〇の点は前よりはできてきている、□□については考えるようになった、等その人なりに少しでも頑張っている点等、どんなことでも見つけ出すのです。

その点を認めて、さらにポジティブな質問を投げかけたりして、さらに相手の考えを引き出して、よく考えてもらうのです。


3.うまくいっていないのなら、今と違うことをする

これは、相手(部下、メンバー自身)の取り組み方や自分(上司、リーダー)が部下、メンバーにアプローチをしてもうまくいかない場合等にあてはめて考えます。

せっかく丁寧に指導したり、細かくアドバイスをしたりしても相手が変わらない場合に、さらにしつこく同じような指導・アドバイスを繰り返すよりは、本人の話をじっくり聞いてみる等別のアプローチをすることです。

例えば、上司である自分から見てやり方がまずい場合に、そのまずい点を指摘し続けるよりは、「そのやり方をするメリットはどんなことがあるのかな?逆にもしあるとすればデメリットは何かな?」と問いかけて、しっかりと相手の答え(考え)を傾聴することです。


以上の3つの考え方は、相手の行動について「何が悪い、どこが悪い」という視点で問題だととらえるのではなく、「現状よりどうしたらもっとよくなるか、目指す姿に近づくか、そのための方法を一緒に考える」というアプローチです。

人は、否定的な面を指摘されたり、言われ続けたりすると、同じく否定的なことに意識が向きます(できない、ダメだ)。

そして、受け入れるタイプの人は「私はできないんだ、能力がないんだ」と落ち込みます。極端になると閉じこもったりします。
一方、自己主張するタイプの人は、自己弁護(言い訳)や自己防衛(他人のせい)に入り、嫌になると攻撃的になります。

逆に肯定的な面について話をしたり、質問をしたりすると肯定的なことを少しでも考え始めます。

問題(否定的な面、できていないこと)を追及するのではなく、肯定的な面、できていることに焦点を当てて、前向きで積極的な考え方や意識に満たされた職場の雰囲気をつくることが「自ら考え、自ら行動できる職場づくり」の土台になるのです。

それでは、また次回。


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2022年05月19日

【いい仕事をするために】No254:「個性や考え方の違う部下とのコミュニケーションをとるための方法(下)」

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「個性や考え方の違う部下とのコミュニケーションをとるための方法(下)」
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今回は、質問「個性やそれぞれの考え方が違う多様なメンバーとどのようにしてコミュニケーションをとっていけばいいのでしょうか?」の答えを考えるの後半(下)です。

まずは、どのような意識や考え方でも否定しないで受け止めることです(これが共感し、受容するということです)。

その上で、もう一歩進んで「職場としてよい仕事をするために」「お互いの仕事が協力して、うまく進むために」とメンバーが一丸になって取り組む方向へ意識を向けるように働きかけることです。

リーダーである皆さんからみて「自分の業務しか考えない人」「これまでのやり方を変えようとしない人」「会社のマニュアルやルールを守ろうとしない人」に対しても、本人が思っている仕事上の悩みや不満を傾聴して、さらに質問して考えを深めることをやってみてはいかがでしょうか?

どんな質問が効果的かというと
「○○さんとしては、その問題(悩み・不満)にどうしようと思っているの?」
「その問題を解決するために、私に何かできること(要望することは)はあるかい?」

等です。

言い回しや表現は、相手によってまたリーダーとしての皆さんが、言いやすいように変えていただいて構いません。


多くの人は、忙しい仕事の中で、「その問題(悩み・不満)を積極的にどうしたら解決できるだろうか」を考えていないことが多いのです。

また、そのことで他者(ここではリーダーである皆さん)の助けを借りようとも思っていません。まずは、そのことに意識を向けてもらうのです。

中には、否定的な考えが強くて、なかなか前向きな(リーダーが望むような)考えや意見が出てこないかもしれません。

例えば、一度は前向きで改善に取組んだけれど周囲の協力を得られなくて挫折した人などはなおさらです。
それでも、根気よく耳を傾けると、それなりの意見は出てくるものです。

時には突飛な事や無理な事を言う人もいるかもしれませんが、それも「では、あなたなら、どのようにしてそれを実現しますか?」と訊いて、現実的に考えてもらえばよいのです。

質問はできる限り肯定質問・未来質問そして拡大質問です。

例えば、「今できることは何がありますか?」「何があればうまくいきますか?」「これから半年で少しでも変えるとしたら、どんなことが考えられる?」「あなたが管理者(課長なら、リーダーなら)どうしますか?」

対話を繰り返し、継続していると、「なるほど」と言う意見も出てきます。
そうしたら、できることであれば、それを認め、実行することです。

アイデアとしては良いが、他の条件ですぐ採用できない場合には、「それはなかなか良い考えだと思うけれど、残念ながら○○○の理由で今すぐにはできない。」と伝えるのです。
どのようであっても、真正面から誠実に対応することです。


以上に記した事を実行することは、簡単なことではありません。

しかし、リーダーである皆さんが、職場のメンバーと「共感を持って進めること」により「自ら考え、自ら行動できる職場作り」を進めようとする上で、急がば回れの『近道』になると思います。

人の意識の変革には時間がかかることもあります。
しかし、自分が確信して、自らが変わる、つまり、明確な目標を持って相手中心のコミュニケーションを継続すれば、必ずや職場は変わると私は信じております。


それではまた次回で。



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2022年05月17日

【いい仕事をするために】No253:「個性や考え方の違う部下とのコミュニケーションをとるための方法(上)」

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「個性や考え方の違う部下とのコミュニケーションをとるための方法(上)」
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職場のメンバーはそれぞれ個性や考え方が違い、同じことを言ってもよく分かってくれるメンバーとそうでもないメンバーが出てきます。何に対しても否定的なメンバーもいます。

今回の質問は「そのような多様なメンバーとどのようにしてコミュニケーションをとっていけばいいのでしょうか?」です。

人それぞれには個性があります。
そして、それぞれ個性の違う相手に対応した効果的なコミュニケーションはあると思います。

しかし個性に合わせることはそう簡単ではありません。
私は研修では、相手の立場にたって考え、相手にあったコミュニケーションをとることが大切だと言っています。

ここで言う立場とは相手の希望・目標・利益(相手が自分にとって得と思っていること)等。
 

業務が忙しい中では、相手(メンバー)はできるだけ自分の業務を増やさず、早く終えたいと思っているかもしれません。
そうすると他の人のことを考えるよりは、自分の仕事を終えることのみに意識が行きます。

また、人によっては、自分の経験によるこれまでの仕事の進め方を維持して、新しいやり方を受付けない(できない)と思っている人もいます。

まずは、そのような意識や考え方を否定しないで受け止めることです
相手の意見に同意や賛成することではなく、そのように考えていることは分かったよ、ということです。

傾聴のスキルを発揮して、まずは共感し、受容すること。
それによって、次に相手もこちらの問いかけや話に耳を傾けてくる素地が生まれてきます
(今回はここまで。)

後半(下)は次回。


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2022年05月11日

【いい仕事をするために】No252:「職場内で信頼関係を作り、深める方法」

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「職場内で信頼関係を作り、深める方法」
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今回は「関係が疎遠な人、今より関係を深めたい人にはどんなことをしていけばいいのでしょうか?」の質問の答えを考えましょう。

具体的な行動のヒントを7つ上げます。
@あいさつ、声掛け(朝だけではなく、帰りも「お疲れ様、お先に失礼」)を積極的にする

A相手の意見をよく聴く(考えや意見に耳を傾ける。○○さんに意見を聞かせて)

B相手のいい点を見つけて、すぐ褒める(具体的なことを事実に基づいて)

名前を呼ぶ、名前を入れて話す(○○さんはどう思う、○○さんの意見は□□だよね)

D相手の態度や行動に感謝を表す(いつもすぐ相談してくれてありがとう。意見を言ってくれて助かるよ。)

E日頃からメンバーの様子を良く観る(特に朝の挨拶の時の顔・表情、報告や連絡の時の態度、等)

F前項Eで何か気になることがあったら、短くても時間をとって話を訊く、確認する(話が合わない時、気になる態度、職場での口論、元気がなさそう)。

おそらく既にやっていること、当たり前になっていることも多くあったかと思います。
この中でこれまでやっていないことがありましたら、すぐできることを始め、取り組みを継続していってみてはいかがでしょうか。

そして、効果があれば続け、またあまり前進が見られなければ、違うことをしてみましょう。ご自身の工夫もプラスしてみて下さい。

そして、うまくいったらその前進した結果の報告、またこんなことをやっていまくいっているよというコツを是非教えてください。
皆さんで共有しましょう。

それでは、また次回。

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