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「いい仕事」をするために、自分の頭をもっと使おう!E
『【多角度思考】様々な立場からいろいろな視点で物事を考える習慣をつくろう』
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今回のテーマは、「自分の頭の使い方(7項目)」4番目の『【多角度思考】様々な立場からいろいろな視点で物事を考える習慣をつくろう』です。
前回(No267)の「両面思考」と同様に全体を把握する際にも、その各部分を把握する際にも「多角度思考」は、常に活用することができます。
この「多角度思考」の習慣を身に付けることで、考えが足りなかったということが少なくなり、状況の変化や異なる立場の意見に対しても適切で妥当な判断を下すことができます。
多角度思考の反対の思考習慣は「一角度思考」といえます。
「一角度思考」の人とは、複数の立場や多様な意見を考慮せず、一方的な視点(自分の立場、自分の主義主張のみ)で考え行動する習慣の人です。
このような人は、自分と全く意見が一緒の人とは通じ合えますが、それ以外の人や集団、組織とはうまくやっていくことができなくなります。
それに対して「多角度思考」ができる人は、何に対してもそのもの(対象)に関わる複数の立場、視点で考えることができ、また多様な意見の人の話が聞ける人とも言えます。
そのことによって自分の立場・視点や経験の中からは見えていなかった多くの情報や認識を得て、また自分の目的・目標を別な視点で見直して、その達成の具体策を効果的にすることができます。
多角度思考の実践でのキーワードは、既に何度も出ている「立場」、「視点」です。
立場が違えば「希望、利益、評価(よしあし)」が異なります。
ある問題(対象・テーマ)について、まず自分の立場・視点を確認するのです。
次には、関係する複数の立場を取り上げて、その関係する様々な立場の希望、主張、利益が何であるかを調べるのです。
相手の立場になって考えることです。
ただし、自分一人で考えているだけでは、真の多角度思考の実践は、できません。
自分と違う立場にたってみるために、可能な限りその立場の人が取る行動をシミュレーションする(できることは実際にやってみる)ことが大事なのです。
他には、自分と違う立場や意見の人の話を否定・批判しないで素直に聞くことです。
関係者の立場・視点から見ていること、考えていること、行動していることに関する情報を収集し、理解・認識するのです
優秀な営業マンは複数のお客様の多様なニーズ・要望をつかみ応えることができます。
マーケティング・商品企画でも、同じく市場・顧客の多様なニーズ・要望をつかむことが必要です。
住民への公的サービスを行う自治体職員も同じです。
地域住民といっても皆それぞれ立場や状況、考えも違います。
経営者、管理者が、マネジメントをするためには、たくさんの社員、職場の部下の各々の考えや特性を掴むことが不可欠です。
そのためには「多角度思考」の実践・習慣化が重要となります。
「多角度思考」の大切さはご理解いただけましたでしょうか。
それでは、また次回。
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