2023年05月08日
『いい仕事ができる人と組織をつくるための研修を考える3つのフレーム』
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今日のテーマは『いい仕事ができる人と組織をつくるための研修を考える3つのフレーム』
毎年年度計画で研修を実施している会社・団体では既に研修計画を作成され進められているかと思います。
まだ計画を作成していない、又は見直しをしようとている経営者、人事総務部長、研修担当者に役立つ研修計画の新しい3つのフレームをお伝えします。
その3つとは、
1)『わが社(業務・職種)の「一人前研修」』
2)『組織力を高める仕事の進め方共通研修』
3)『点から線、そして面・立方体型研修』です。
以下のその中身について述べます。
1)『わが社(業務・職種)の「一人前研修」』
この研修フレームは、新人の導入研修やせいぜい1年間でのフォロー研修という枠組みで終わらせるのではなく、その担当業務(職種)で「一人前」になる迄の育成を目的とするプログラムを企画し、実施することです。
プログラム構成は、以下の3つ。
@一人前基準『ステップアップリスト&育成ガイド』の作成
入社(その仕事に配属)後、1人前になる迄の「業務・必要な能力・取組み姿勢行動」などの達成基準と育成要素をステップ(年次や段階)に分けて具体的項目内容で整理して作成し、社員と共有することです。この作成した資料を、私どもでは『ステップアップリスト&育成ガイド』と呼んでいます。
『ステップアップリスト&育成ガイド』の作成は、その仕事の熟達者や担当者(管理者、リーダー社員)がプロジェクト活動やワークショップ方式で作成します(半年〜9カ月)。
A『ステップアップリスト&育成ガイド』に基づいた研修プログラム(OffJT、OJT、個人学習)の作成と実施
実施プログラムでは、OffJTは目的や内容によって集合対面研修、オンライン研修で実施し、個人学習も通信教育、Eラーニング(動画配信も含む)等手法は様々です。
B『成長(自己育成)シート』の作成と実行
『ステップアップリスト&育成ガイド』に基づいて作成した『成長シート』によって、社員各人が自らの自己育成(成長)のために目標設定や習得する具体項目を決めて、意識的に仕事に取り組み、上司・先輩はその支援を行います。
2)『組織力を高める仕事の進め方共通研修』
こちらは、個人対象の業務スキルの習得やマネジメント能力向上の研修だけではなく、その習得内容を全社員又は部署・職場内で共通の理解・認識、習得を図り、組織的にいい仕事ができる「組織力向上」の研修プログラムです。
私どもでは組織の情報共有マネジメントを高める『真・報連相研修』や人と組織の課題解決を図る『解決志向(ソリューションフォーカス)』(※私の師青木安輝氏のサイト)等の研修を階層別ではなく、全社、組織ぐるみで実施するプログラムです。
3)『点から線、そして面・立方体型研修』
3つめは、研修のテーマ・内容ではなく、効果的な研修の実施アプローチです。
点とは、集合研修の実施、個人学習をすること等の「インプット学習」のことです。
線とは、それを現実の職場で本人がPDCAサイクル(又はDLTTサイクル)を回して継続実行することです。
面・立方体とは、本人だけではなく、上司・同僚も共に共有し、フォローしたり、実践を通して学び合うことです。
立方体とは、組織全体をイメージしたものですから、上述の2の『組織力を高める仕事の進め方共通研修』ともリンクしていきます。
さて、いかがでしたでしょうか。
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