
先生である清宮普美代さんが2冊目の著書を出版しました。
「チーム脳」のつくり方~成果を上げつづけるリーダーの仕事術~
これまでアクションラーニングについて直接的に述べた著作は、
マーコード教授の「実践 アクションラーニング入門―問題解決と組織学習がリーダーを育てる
」の2冊でした。
本書は、前作「質問会議」以上に分かりやすいこと、また「アクションラーニング」の言葉は、はじめにと序章に数箇所あるだけで、後は全くこの言葉なしで記述されています。
内容も質問会議としてのアクションラーニング・セッション(ミーティング)だけではなく、職場で部下を抱える管理者、リーダーがチーム(職場)をマネジメントするための具体的な実践ノウハウが満載です。
そのノウハウの理論的かつ実績的な背景としてアクションラーニングがあるといった感じです。
本書の中で、印象に残ったポイントやコトバを以下にいくつか述べます。
1)意見リーダーがつくる「バラバラ脳」と質問リーダーが導く「チーム脳」
2)質問リーダーと意見リーダーの行動の違い、そしてメンバーへの関わり方の違い
〜意見リーダーは、自分が考え行動するために情報を収集し、
質問リーダーは、チームが考え(チーム脳をつくり)チームが行動するために関る。
3)質問リーダーのマインドセットと行動レベルですべきこと
〜意識レベル@ゼロベース思考、Aオープンマインド、B他者受容
行動レベル@質問、A傾聴、B俯瞰化(見える化)
また、チームを本物にする「場づくり力」の中から
○「不協和音」は会議のカンフル剤
○リーダーは「問題解決」に入らないこと
そして、「チーム脳」へ導く6つの実践ポイントの中では、
●お互いは認め合うオープンな「環境」をつくる
●実際の「行動」へのコミットメントは必ず全員で
●「考えるプロセス」は足並みをそろえる などなど。
成功スパイラルと失敗スパイラルで説明されていた「成功の循環」は、
私自身アクションラーニングの実践を通して学んだことの一つです。
(こちら『チームづくりと仕事の成果』もご参照)
とはいえ、やはりこの本を読むだけより、実際にアクションラーニングの実践(先ずはセッション体験)
をすることで、この内容の実践〜チーム脳づくり=職場のチーム力アップ〜
にかなり自信を持って取組める。
北海道(札幌)の方は、是非「アクションラーニングを体験しませんか」をご覧いただき、
実際に体験をお勧めしたい。
(全国の方はこちら「NPO法人日本アクションラーニング協会」を)
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