2009年12月07日

社内講師する方へのお薦め参考図書

先日お世話になっている研修センターのご担当者から、
「研修で社外講師以外に社内講師にもかなり担当してもらっているのですが、皆さん教える知識はあっても多人数を相手に話をするのに、苦労しています。社内講師をする人に参考になる本を教えていただけますでしょうか」
というご依頼がありました。

早速、手元にある本や私が参考にしている著者(講師)の方の著書を3冊紹介いたしました。(以下)

■社内講師の参考図書

1.「あなたも名講師になれる (パート2)」岸 恒男著、日本経団連出版、1988年
 サブタイトルが上手な講義の仕方とあり、同じ著者の前著「あなたも名講師になれる―うまい教え方・話し方」の続編にあたりますが、本書の方が「講義の進め方」をメインにしているので、こちらを推薦図書としました。時間がある方は前著も一緒にお読みいただくといいでしょう。
どちらも講師の基本書的テキストともいえます。読み方としては全部を通読して、特に役立ちそうなところを熟読する。または、目次から関心のあるところを読んですぐ活用してみるということをお勧めします。本書第3章だけでも徹底して読んで、実践してみるだけで講義や説明が変わることでしょう。

2.「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子著、中経出版、2009年
 著者は、元吉本興業のマネージャーを務め、現在は研修会社を立ち上げ【講師塾】も主宰。私も数年前にお話を聞いています。本書はプロ講師、アマ講師(社内講師)問わず、豊富な講演経験から学んだ実践ノウハウが満載です。読みやすさ、分かりやすさは抜群です。
◆まず「何のために」話すのか、◆「伝える」から「伝わる」へ、◆「うなずき」くんを見つける、など私自身も非常に共感する内容です。



3.「教え上手は、学ばせ上手」関根雅泰著、クロスメディア・パブリッシング、2009年
 本書は講義のためだけではなく、職場で教える(説明や指導、OJTなど)ことも含めた具体的な教え方の技術書です。教えるということは相手に「学ばせる」ということでもある、という考え方を基本にして、具体的な場面で活用できます。単に講義の仕方だけではなく、最終的に受講者に身につけさせるという視点で活用すると効果的です。もちろん講義の仕方や話し方にも役立ちます。

これから新入社員研修など、人事研修担当者の方はもとより管理者の方々も、社内で講義だけではなく教えることも増えてくるかと思います。その際には、特に3番目の本が役立つと思います。

ご参考になれば幸です。


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