2010年10月05日

ある食品会社のパート社員研修での「私たちもかわります宣言」

私は7月から9月まで、ある食品メーカーのパート社員25名の研修(1日研修を3回)行いました。

実は、2月に半日で報連相の研修を行ったときには、話し合いをしてもらうと、半分の人は不平不満、あとの半分の人は、ほとんど発言なしという集団でした。

しかし、今回の3回の研修で、最後にはパート社員ほぼ全員で、「私たちも変ります宣言」を署名入りで生産担当役員と工場長へ提出しました。

延べ3日間の研修で何をやったかというと、グループ
でチームづくりの実習と後は自分たちが問題を思うこと
を話し合ってもらったのでした。

話し合いは、「アクションラーニング」とか「ワールドカフェ」のようなきちんとした手順ステップではなく、4つの小グループに分かれて、私とやりとりをしながら「対話」を進めて行きました。

その結果、半年前には予想できなかった結果(行動)が生まれました。


ここで、お伝えしたいのは、同じことを同じ様に繰り返す環境ではほとんど変化をみることはできない、ということです。

しかし、違う場(研修という場)で違うメンバー(部署横断)で、いつもと違うこと(思ったことを口にしていい、そしてよく聴き合うことをする)をする、そうすると変化が生まれます。


様々な研修手法や組織開発手法はそのための道具です。

多くの企業で、変革という“同じ志を持つ者”をあつめることは、推進者集団をつくるためには必要です。

しかし、ワールドカフェやオープンスペース、そして私の(今回の)研修では、かならずしも最初から同じ志をもつ者を集める必要も必然性もないのです。

なぜなら、「対話」を通して、同じ意見も出され、同時に異なる意見も出され、そして、さらに深めることで「共有と共感」ができる何かが生まれるのだと思います。
(今回のパート研修では、私たちも変るぞ!と言って、上司にも変ってもらおう、そして、お互い一緒に変ろう、という“みんなの意志”がそれでした。)


職場でも「対話」を一緒にしていくことです。
(参考までに、今回のワールドカフェで学んだ「対話」についてまとめた資料は、こちら


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posted by igajin at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 社員研修の現場から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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