
2016年9月8日(木)・9日(金)「第10回日本報連相センター全国大会」が京都で開催されました。
一昨年(2014年)同じく京都で開催された第8回から2年ぶりの参加です。
当日は、全国各地(南は鹿児島、熊本、福岡から北は北海道・札幌:私まで)から50名の方が参加されました。
まず、今回の全国大会の目的が明示されました。目的は3つ(真・報連相では多くの場合3つにまとめます)、
1.NHC 友の会会員の交流を深める
2.真・報連相の目指すところを共有する
3.真・報連相の職場展開のヒントを学び合う
そして同時に参加者自身の参加(自己)目的の明確化がされました。
1日目は、「真・報連相」開発者の糸藤正士氏が2年前に沖縄で初めて実施した「真・報連相」半日セミナーのDVDを視聴しながら、目に見えていない「目的(意図)」や「相手」の視点、参加者の反応や成果等を紐解きながら進めていきました。
最初に、セミナーを受けた参加者の成果(感想発表)を視聴して、わずか4時間でこのような感想(気づき、学び)が出るセミナーはどのように進めたのだろうかと関心を惹きました。
大きく4つのセッションに分けて、DVD視聴とグループごとで参加者同士の感想、意見、質問応答をして、各チームからの発表、それを踏まえて糸藤さんの解説、参加者からの質疑等。
真・報連相研修は「仕事の進め方のふり返り研修」であること、受講者の「現場の体験談」が一番の学びにつながること、真・報連相研修の「効果的な進め方」のコツとヒントを学びました。
2日目は、1日目のふり返りから始まり、その後4人の会員からの実践事例発表がありました。
最初は【経営の視点から】ということで、株式会社三菱ケミカルホールディングス執行役員・監査室長の吉里彰二氏から「真・報連相 企業での取り組み”目的とともに”」のテーマで、三菱化学のアメリカの会社の社長として、そして現在のポジションでの取組みを発表されました。
「目的」の徹底と自分の好みの報告「いつでも、コマメに、詳しく」を伝え、それを推奨したこと。こちらから「中間報告」を求めることには拒否的、会議での報告は結構熱心にしていた、等日米の違い等の話が面白く感じました。
午後は、【企業内教育部門の視点から】、株式会社沖電気カスタマアドテックの長谷川均氏の社内講師として社内研修の企画実施の体験談。経営の方針から経営陣も巻き込んで実践的でまさに「目的」を明確にして効果的な研修を展開している姿が印象に残りました。
次に【研修講師の視点から】、フリーアナウンサーで研修講師のキャリアトーク代表志伯暁子氏(仙台市)の発表。アナウンサーから研修講師となり、相手に合わせた研修内容の企画・実施は、フリーアナウンサーとして単に話が上手いではなく、現場を取材し、相手(視聴者)に以下に伝えるかと言う経験を下地にしていることに感心しました。高いリピート率がなるほどと思われるスピーチでした。
最後は【カリキュラム開発の視点から】ということで、私五十嵐の発表。「『相談力』研修の企画と実践」のテーマで、今年実施した「相談力」の2つの公開セミナーと3つの社内研修の企画と実践をお伝えしました。時間が押して30分で準備したPPや資料で話すことで終わってしまい。双方向のやり取りができなかったことが少し残念でした。
この全国大会の報告も兼ねた「NHC友の会北海道支部」の学習会を10月22日に実施します。
道内で「報連相」及び「真・報連相」に興味ご関心のある方は是非、ご参加ください。
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