
【いい仕事をするために〜マネジメント実践のヒント】No4
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今号から、【今日のヒント】1つにして、実践のポイントも一緒にお伝えします。
【今日のヒント】問題解決は「解決ゴール」を先に決める
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今号からは、仕事や職場の問題解決のヒントをお伝えしていきます。
【今日のヒント】問題解決は「解決ゴール」を先に決める
今、仕事や職場で今抱えている、または直面している問題は何ですか?
「エッ!問題?何もないけど」なんて人はいないでしょうね。
ごく最近(3日前)の研修の中で参加者が挙げた問題は以下のようなものでした。
●伝達事項が末端まで伝わらない!
●作業指示通り部下が動いてくれない!
●挨拶が全社できちんと徹底できない。
●ここまで言わないと伝わらないのか!・・・・
(研修のテーマは、「報連相」で、参加者は中小企業の管理者10数名)
このような問題について、皆さんはどのようにして解決しようとしていますか。
多くの場合には、なぜ問題が起こるのか、なぜそうなるのか、できていないのは誰だ、と問題やその原因の追求し、しまいには会社(社長)が悪いからだ!まで、行きかねません。
これでは、問題やできない理由が増えるだけで解決から遠のくばかりです。
まずすべきことは、その問題が解決した姿、状態をはっきりと目に浮かぶ位に描くことです。
「解決したとはどのよう状態ですか?」「どうなっていたらいいのですか?]の答えをハッキリ、クッキリさせることです。
例えば、先の挙げた問題の中の3つ目の「挨拶の問題」では、次の様な解決ゴールが描けます。
「朝晩会ったら必ず『おはよう』とお互い挨拶をする。出かける時、返ってきた時も必ず『いってきます』『言っていらっしゃい』、『ただいま帰りました』『お帰りなさい』と挨拶をする。帰りも大きな声で『失礼します』と言って退社する」
そして解決ゴールがハッキリしたら、後は、そのゴールへ向けて既にできていること、これからできることを考えられるのです。
実践のポイントとしては、「解決ゴール」は紙に書く、絵にして描く、関係者・協力者に伝えて共有することです。
問題解決を進めるには、問題やその原因、理由を追求するのではなく、「解決ゴール」を常に意識し、イメージを持つことが解決に近づく第一歩です。
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