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今日のテーマ:
『相談を受ける力:相談対応力の5つのポイント(手順)』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
前回のテーマは、
『相談をする時の3つのポイントと7つのスキル』でした。
今回は
『相談を受ける力:相談対応力の5つのポイント(手順)』。
新入社員研修や仕事の基本研修での「報連相」における「相談」は、相談の仕方、活用についての内容が主です。
職場のリーダー、上司(管理監督者)となると、今度は相談を受ける、相談に乗ることが多くなります。
つまり相談を受ける力〜相談対応力とも言えます、が重要となってきます。
その相談対応力の基本は、前回の相談をするときのコミュニケーションスキルと同様に「伝える力(説明力)」と「傾聴力」そして「質問力」の3つとなります。
相談を受ける場合には、「伝える力(説明力)」は、
「応答力」と言い換えられます。
これは相談の主役(提示者)である、相談をした人の要望・期待に応じて答える(アドバイスやヒント、時にはただ傾聴することだけ、等)ことが必要だからです。
相談を受ける基本のポイント(手順)は以下の5つです。
1.【傾聴】相談をしてきた人の話を十分に傾聴する
(途中で口を挟まず、否定・批判せず最後まで話を聴く)。
2.【承認】相談事を確かにうけとめたよ、と言う気持ちを伝える。
「相談してくれてありがとう」
「よし、わかった一緒に考えよう!」
3.【質問】相談をしてきた相手の求めていること(問題と思っていること、相談してきた意図・目的)を明確にして共有するため、また相談してきた相手の意見や考えを訊く。
「で、何が一番の問題だと思っているの?」
「で、相談してどんな答えがほしいの?」
「で、自分としてはどうしたらいいと思っているの?」
4.【提案】指示命令ではなく、相手が決める選択肢としてのアドバイス・提案をする。
「例えば、○○をするっていうのはどう?」
「・・・こんなことはできそうかな?」
5.【確認】相談してきた相手の結論(何をするかの意思決定)を確認する。
「それで、どれを(なにを)するの?」
「で、それはいつから始めるの?」
相談の後は、その相談事が結局どうなったか、を相手に報告してもらったり、状況を観察したりしてフォローすることで、その相談が完了となります。
以上は、その相談内容によって適切な対応は異なります。
簡単な質問レベル(知らない、分からない)でしたら、すぐに答える(教える)ことでも構いません。が、相手自身に考えてもらう、そのような機会にするためには、上記の5つのポイント(手順)を意識して対応してみてはいかがでしょうか。
さて、次回から(実は明日から)は、新入社員へ向けての仕事の基本を主にした内容で、リーダー・管理監督者である読者の皆さまには、自己チェックと指導育成ポイントをセットでお伝えします。
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