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今日のテーマ:
『自社の事業についてどれ位理解していますか?』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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第3回目今日のテーマは『自社の事業についてどれ位理解していますか?』です。
ワンポイントは「我が社についての3つの質問に答えられるようになろう!」です。
皆さん、入社した会社(今では、自社、我が社です)についてよく知っていますよね。
もちろん、就職活動の中で、会社説明会や会社案内・入社案内、会社のHPを見て、先輩の話を聞いて、人によってはインターンシップを体験して、等々で会社理解を深めてきました。
しかも入社したら、新入社員研修で会社の概要の話、その中で企業理念(経営理念)、社訓、会社の歩み等の話もあると思います。
今日お伝えしたいのは、これまでの会社説明会や会社案内、HPに乗っている内容項目などの知識ではなく、会社の事業について、次の3つの質問についての答えを出せる(理解して、考える)ことです。
1.我が社の顧客は誰か?顧客は何を求めているのか?
2.我が社が事業を継続して来られたのはなぜか?
3.我が社が役立ち、選ばれるために必要なリソースは何か?
(リソース:会社の持つ資産・設備・組織と社員の持つ能力、等)
さあ、この3つについて、あなたはどんなことが答えられますか?
他の会社ではなく、自社・我が社(自分の所属する、働く場である会社)となった会社についてのことです。
真剣に考えてみましょう。
もちろん、すぐ簡単に出せる答えもあるでしょう。
先月に担当した新人研修では、その会社は「旅客運送業(バス会社)」でしたので、最初の質問へは「バスの利用者」「バスを交通手段として使う人」であり、「安全・安心して利用できること」「便利であること」等になります。
2つ目の質問へは、「業績を維持できた(利益をあげてこられた)」「社員が辞めないで、継続して働いているから」等が答えとなります。
3つ目の質問へは、「バス、乗務員(運転手さん)、ターミナル、社員の経験と能力、資金」等でしょうか。
しかし、以上の答えは、抽象的かつ一般的なものにすぎません。
学校の授業であればOKの答えと言うレベルです
今回は、この3つの質問に対して最初に出てきた答えに、以下のような質問をさらに重ねて貰いたいのです。
「なぜそうだと言えるのか?(その理由や根拠は何か?)」
「本当にそうなのか?(他にないのか?)」
「自社は、同業他社とどう違うのか?」
「今後もこのままなのか?10年後、20年後はどうなっているのか?」
「もっと具体的にするとどうなるのか?」
3つの質問の1つ目は会社の顧客についての質問です。
今段階で、顧客の事をどれ迄理解していますか?
2つ目は会社のこれまでの歩み、経験してきたことについての質問です。
まだ、よく分かっていませんよね。
3つ目は自分自身を含めた、今そして今後必要な人と組織の持つ経験と能力、お金(資産、資金)、そしてモノ(設備、機械、建物、情報システム、備品等)です。
会社の仕事「事業」とは、顧客を創造し、それを継続することです。
この3つの質問に答えて、そのレベルを深めていって下さい。
新人研修の期間の中だけではなく、今後仕事の知識やスキルを習得していく中でもこの問いかけを続けていくことをお勧めします。
この3つの質問の答えをしっかりと持つことで、皆さんがそれぞれに担当する仕事(業務)で、「いい仕事」ができることにつながるからです。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
今回のテーマ、ワンポイントについては指導支援のポイントをお伝えすることより、まず、上司・先輩としてご自身はどんな答えを出しますか?の質問となります。
この3つの質問を投げかけられた新人が、皆さんに質問(相談)したら、どう対応するかです。
必ずしもすぐ新人に答えを教えなくても結構ですが、しっかりとした対応ができるためには、自分自身の答えを明確な理由・根拠、具体的な内容と共に持っていることが不可欠です。
今回の3つの質問で自社の事業を理解することは、まだ経験のない新入社員には簡単ではないかと思いますが、入社時に投げかけ、フォロー研修か1年後(次の新人が入る前に)その時点でまた考えてもらうことで、会社を支える人財として大いに成長することになると考えます。
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