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今日のテーマ:
『職場の「コミュニケーション」で大切なことは何ですか?』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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4月6日(月)入社して2週目に入りました。
今日のテーマは、『職場の「コミュニケーション」で大切なことは何ですか?』。
ワンポイントは『意図・目的のないコミュニケーションは意味なし!』です。
新人研修で「コミュニケーション」は重要なテーマです。
研修では、最初に「コミュニケーション」って何ですか?
と質問します。
「話すこと、聞くこと」、「意思疎通」、「伝達すること」、「分かり合うこと」等の回答が返ってきます。
どれも間違ってはいません。
コミュニケーションは大変幅広い意味を持っています。
私は、「職場でのコミュニケーション」とは、『相互理解』『情報の共有化』『共感』の3つをキーワードとして挙げて説明します。
1つ目の『相互理解』とは、「話すことや聞くことをする中で、お互いがどんな人(行動特徴、考え方、持っている経験・能力、等々)かを分かり合うこと」
2つ目の『情報の共有化』は、「仕事で必要な事を指示したり、その指示を理解・確認したり、その指示を実施した結果を伝える等、仕事の上の情報のやりとりで共有すること」
3つ目の『共感』は、「相手の思い・気持ちや考え方を、相手がそう思うことを理解し、相手の立場にたつとそう感じとれると受け止めること」(同感、全てに意見が一致することとは違う)
そして、『相互理解』と『情報の共有化』、『共感』の3つは、実際の仕事では報連相を通じて成し遂げられます。
相互理解が深まることで、情報の共有化も深まり、共感もできるようになります(「報連相」については次号で)。
さて、この3つをキーワードとする職場のコミュニケーションで、仕事を的確に進めるために一番重要なことは、お互いが仕事の上での意図・目的を明確に持ち、その意図・目的を理解し合う(共有化すること)です。
職場でのコミュニケーションは「意図的である」ことが必須なのです。
No129(4月3日)で述べた3つの視点の「目的」を明確にし、その目的のためのコミュニケーション(ここでは手段)を取ることです。
コミュニケーションでは、(1)相手の話を聴く、(2)相手の立場に立って考える、(3)感謝の気持ちを伝える、等が大事だと研修でよく言われます。
もちろんこの3つも大事なことではありますが、一番の土台になるのは、自分が「何のために、話を聴くのか」です。
そして同時に「相手が何のために話をしているのか」の意図・目的を理解することです。
そのためにこそ、「相手の立場に立って考えること」、(3つの視点の「相手」)、そして相互理解と共感のためには、感謝の気持ちを伝えることが大事なのです。
最後に、「意図・目的を明確にしたうえで」職場のコミュニケーション『相互理解』『情報の共有化』『共感』を深めるために意識し、行動する実践ポイントは以下の5つです。
(1)コミュニケーションは「相手中心」が基本
〜「他人(ひと)は自分じゃない」
(2)「何のために」がないと通じない
〜意味・意図があって、分かったとなる
(3)「通じ合う(共有化)」ためには
〜双方向のやり取りが必要、一方通行は×
(4)最初は、「質」より「量(回数)」が関係づくりの
基本。こまめに挨拶、報告・相談等
(5)対面(口頭)のコミュニケーションは「話す」「聞く」
「質問」から成っている。質問を大いに活用しよう
※「質問」については、今週の別な号でお伝えします。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
「最近の若い人はよくわからん」とか「コミュニケーション」がとれない、なんて言っていませんよね。
「コミュニケーション」が『相互理解』し、『情報の共有化』と『共感』することであると理解したら、「よくわからん」「とれない」ではなく、コミュニケーションをとって『相互理解』し、『情報の共有化』を深め『共感』することは、まず上司・先輩がするべきことです。
最初のセリフを言い続けている人は、自ら「コミュニケーション能力がない」と言っていることになります。
初めてのお客様がいらしたら、何を望んでいるのかそのニーズを把握すると同じように、これから職場で一緒にいい仕事をする「大事なお客様」が新入社員だと思って理解してみてはいかがでしょうか。
(※いわゆる「お客様扱いをする」という意味では全くないので、お間違えなく。打つ手は、相手に応じて様々あります。)
その相手が、自分と違う若い人(世代が違う、当然育ち方や経験も違う)だからこそコミュニケーションをとって相互理解を深めるのです。
以上のように「意図」をもって新人とコミュニケーションを図りましょう。
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