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今日のテーマ:『連絡は、職場でいい仕事をするための情報の共有化』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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さて、今日のテーマは
『連絡は、職場でいい仕事をするための情報の共有化』。
ワンポイントは
「発信は連絡ではありません(発信≠連絡)」。
復習となりますがブログNo131(4月7日)で既にお伝えした「連絡」の意味・目的は以下の通りです。
●「連絡」:連絡とは、「職場でお互いが仕事に必要な情報を共有化すること」
・連絡のキーワードは「共有化」で、伝えたことが相手に伝わったことを確認して、初めて連絡が完了
■連絡の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)は、以下の4項目
@自分が今どこにいるか、何をしているかをはっきり伝えよう
A連絡するまえにもう一度、正確な状況把握・伝達する内容の
確認をしよう
B連絡(伝達)事項については、必要な関係先にもれなく連絡し
よう
C連絡が確実に伝わったかどうかの確認を必ずしよう
(発信≠連絡)
以上は、新人が職場では意識して、すぐ実践し、習慣化することです。
少し補足説明します。
@は自分の所在情報を常に職場の上司・同僚へ伝えておくことです。
具体的な場面は、以下のような場合です。
*遅刻しそうになった時(もちろん、入社早々あってはならないことですが、万が一の列車・バスの事故で等いろいろ起りえることです)や病欠の連絡はできるだけ早くする。
*職場を離れる時(トイレや他部署へ出かける等)で「席はずしますが5分で戻ります」。
*会議・打合せや社外へ出る時、出張の時、それぞれいつからいつまで(職場や会社に戻る時間)を明確にして伝える。
上記のことをしておかないと、あなたは「行き先不明の人」となってしまいます。
A、Bに関しては、「連絡」は必要な相手に、伝えるべき内容が正確に伝わることです。
*伝える内容(例:電話の伝言での相手の社名・氏名、電話番号など、は必ず復唱確認しておくこと)が正しいかを確認してから連絡する。
*連絡する内容(情報)は誰に必要なのかを確認する。又は誰に必要かを考えてからもれなく連絡する。
Cは、今回のワンポイント「発信は連絡ではありません
(発信≠連絡)」です。
「連絡」は、伝えたい内容とその意味が相手に届くことです。
・「FAXを送信しました」
・「メールを送っておきました」
・「不在でしたので、伝言を頼んでおきました」
これらは、いずれも発信です。
これだけでは、連絡したことにはなりません。伝えたい内容とその意味が、相手に届いて共有されてこそ「連絡」が完了したといえるのです。
逆に受ける立場で、「FAXが来た」「メールが届いた」「伝言があった」場合には、できるだけ速やかに、その発信元へ「受信しました、受けとりました」の返信をすることです。
「連絡」は相手に伝わって、届いてナンボのものです。
一方通行ではいけません、連絡は「往復切符」「往復はがき」とイメージしましょう!
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
どうですか、新人へ伝えたワンポイント「発信≠連絡」。
一方的な発信や伝達で連絡を済ましていませんか。
大丈夫ですよね。
もう一つ、上司・先輩の皆さんには、新人には特に(その他に人にでも、もちろん)、「連絡」で意味・目的を伝えて共有化する(【意味が通じる】)ことまで実践しましょう。
納期の連絡を例にして考えてみましょう。
「できるだけ早く」とか「5月10日頃までに」という曖昧な表現では納期とはいえません。これでは、納期遅れが起きるでしょう。
では、「納期は5月10日、納期厳守!」と明記しておけばよいのでしょうか。
(ここまでは新人レベル)
もちろん書かないよりはましですが、もし非常に重要な納期でしたら、「目的」とか「背景」も伝えましょう。
なぜ、その納期を厳守する必要があるのか、その後にどうつながるのか、などです。
人はワケ(意味・目的や必要性、背景等)が分かると実行するのです。
必要な場合、意味・目的を伝える。そして、新人にも意味・目的を確認することが大事だと伝えておくのです。
ここまで出来てこそ、上司・先輩と言えるのです。
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