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今日のテーマ:『知って、わかって、できるようになるために必要なことは何か』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
今週は、新人研修だけではなく、職場内研修や実際の業務場面も含めて教わり方、学び方についてお伝えします。
(上司・先輩に方にとっては職場での新人の学び方指導・支援に役立ちます)
以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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今日のテーマは『知って、わかって、できるようになるために必要なことは何か』です。
ワンポイントは『「自分は何が分かったのか」を知ること』。
新人研修(職場内の研修や仕事の中で)で、おそらくよく知っていないこと、分からないことを伝えたり、教えたりしても、多くの新人は、「ハイ、分かりました」と答えるものです。
たぶん、これは、聞いた事を自分のこれまでの知っている範囲の中では分かった、ということです。
ところで、研修や職場での仕事の説明でいろいろな言葉や名前が出来てくることでしょう。
いわゆる専門用語や業界用語、その会社内で通じる社内用語など様々な新しい言葉に出会います。
私の数十年前、新人時代のこと「アサイチ」、「ティーショク」、「アポドリ」、「ヨミヒョウ」「ゲンエス」等、先輩が口にする言葉を聞いて最初は戸惑いました。
(解説すると、順に「朝一番ですること(アポイント、ミーティング等)」、「T職=取締役のこと」「アポイント(お客様の訪問約束)をとること」、「営業での商談の見込み度をA(90%、かなり確実)、B(60〜80%)、C(検討してくれているが現段階では5分5分)に分けた表」、「現S(現在スポンサー)=いま取引のある会社」)
皆さんの業界や会社にもあるかと思います。
これらは、わからなければ質問して、教えてもらえば、意味も分かり、時期慣れることです。
そのような新しい言葉を知ることよりも必要なことは、その言葉や実際の仕事として行う実務、作業、動作などの一つ一つの意味や目的(何のためにするのか、それをするとどうなるのか)、目標・基準(どれ位まで出来ればいいのか、何をどこまでやるのか)、等をどこまでしっかりと理解できているか、自分が分かったのかが大事なのです。
No130のワンポイント「意図・目的の無いコミュニケーションは意味なし!」でお伝えしたように、上司・先輩が求めていることは言われたことをやるだけではなく、その意味・目的「何のためにやるのか?」、「何が重要なのか?」の答えを自分で分かることが必要なのです。
No132でお伝えしたワンポイント『「ハイ、わかりました」が本当の良い返事になるようにしよう!』からも、すぐ分かったと思わないこと、同じ言葉でも自分のこれまで知っている意味とは違うのかもしれないのです。
「自分が本当に分かったことは何なのか」これを明確にすることが求められます。
そのために、具体的には何をすればいいかと言うと。
分からないことは即質問をする。
分かったと思うことは「これは○○○ということでよろしいのでしょうか?」と確認をする。
聞いたとき、教わった時には分かったと思った事でもやってみた時に、分からなければすぐ相談をする(No134)
知ったかぶり、や、分かった振りは、やめましょう!
今日のワンポイントは、『「自分は何が分かったのか」を知ること』です。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
今回のテーマについて、指導支援する側に立つと、新人が「ハイ!わかりました」と言っても教える自分の伝えたいことをすべて分かったとは思わないことがポイントです。
上司・先輩のワンポイントとしては『「新人が何を分かったか」を知ること』となります。
1回言った(伝えた、教えた)位では分からないのが当たり前です。
では、どうすればいいのか。
「ハイ!わかりました」と相手が言ったら、「何が分かったのか、教えてくれる?」と質問するのです。
他には「これは何のためにするのだったかな、教えてくれる?」と意味・目的を質問するのです。
「具体的には、○○をする場合、何をどれからどのようにして始めるのかな?」と質問するのです。
以上は、相手がどのように理解したのか、理解していないのかの確認するための質問例です。
知ったこと、分かったことを相手自身の口で言って貰うこと、これが分かったことを確認するために一番効果的な方法です。
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