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今日のテーマ:『仕事の学び方その3〜「見る」』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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今日のテーマは『仕事の学び方その3〜「見る」』です。
ワンポイントは「3つの“みる”を意識して活用しよう」。
前回までで、研修期間中、職場に配属されて仕事をする中で学ぶための「聞く」と「読む」についてお伝えしました。
今回は「見る」ことです。
研修で学ぶとき、職場で仕事を覚える上で「見る」場面は、いくつかあります。
話を聞きく時に、相手を見ること。
単に言葉を聞くだけではなく、相手の話に集中して、かつ相手をよく見て「聴く」こと。
会社の事業所(本社、支店、営業所、工場やお店、等)の施設や設備の見学をする。
具体的な仕事の実務、作業(PC操作から、機械・機器の操作、営業場面での対応等)を教えてもらうときに、見て覚える。
それぞれの場面、目的によって見る方法も変わってきます。
「みる」には、3つあります。
一つ目は「見る」。
モノや姿が目に入る、見えている。
二つ目は「視る」、見る対象を集中してみる。注視することです。
意識を向けて、しっかりと見る(焼き付ける)ことと言えます。
三つ目は「観る」、その対象や周囲を含めでさらによくみることです。
「観察する」の観るですから、全体も見るし、細かにも見る、そして変化も見る、というように注意深く、かつ客観的に見た上で何かを感じ取ることもできる位の見方です。
3つのみるは、3つのキクの中での「聞く」が「見る」に、「聴く」が「視る」と「観る」の両方にあたります。
ちなみに英語の表現では、
見るがSee、視るがLook、観るがWatchに当たるようです。
キクの方は、聞くがHear、聴くがListen、訊くがAskとなります。
聞いた話を他の人に的確に伝える(教える)ためには、よく聴いて、さらに理解するために訊くことが必要になります。
同じように、見た事ことを人に正確に伝えるためには、よく視て、さらに観ることが必要になります。
これまで皆さんがやってこられたスポーツや音楽(楽器演奏や歌)その他の様々な習い事は、全てこの意識的な「視る・観る」、「聴く」そして「訊く」ことを意識することによって、身に付けられたのだと思います。
聞いたこと、見たことを覚えてしかも身に付けるため、つまり学習するためには、学ぶ目的・目標を明確にして、意識して「聴いて」、「訊く」こと、そして「視て」、「観る」ことです。
何も意識しないで「見たり、聞いたり」していると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られますよ!
この『仕事の学び方』はその5まで。来週は「やってみる」と「振り返る」です。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
今回の3つのみる「見る」・「視る」・「観る」は、今回の『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズ第1回(No126)の『職場で最初にすることは何ですか?〜その1「挨拶」』とつながるのです。
上司が「挨拶」する目的の一つに、職場のメンバーの調子(様子や元気度合)をよく「観る」ことがあります。
部下を見守るということは、ただ眺めている(見ている)ではなく、「視る」と「観る」があってこそできるものなのです。
上司・先輩へのワンポイントは「上司・先輩たるものはいつも部下・後輩から見られている(観られている)ことを常に意識していること!」です。
このワンポイントの意味・内容(どうとらえて、どう活かすのか)は、自問自答してみて下さい。
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