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今日のテーマ:『仕事の学び方その5〜「振り返りをする」』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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今日のテーマは『仕事の学び方その5〜「振り返りをする」』です。
ワンポイントは「振り返りは、LTTとKPTで、次に活かすこと」。
前回のテーマは『仕事の学び方その4〜「やってみる」』。
ワンポイントは『聞いて、読んで、見て、ポイント絞って「やってみる」』でした。
今回のテーマのキーワード「振り返り」は、前回の「やってみる」とセットの言葉です。
皆さん、「振り返り」って聞いて、どんなことをすることだと思いますか?
反省、見直し、やったことをもう一度考える・・・どちらにしても、あんまり「よかったこと」より「うまくいかなかったこと」、「もっと何とか出来ればよかった」という感じをしていませんか。
実は「振り返り」は一言で言うと『次に活かす』ことなのです。
もう少し言葉を加えて説明すると「自分が行動したことについて、何をどのようにしたのか、その結果どうなったのかをよく見直し、なぜそうなったのかを考え、次にどう活かすのかを明らかにすること」です。
うまくできた、できなかった、成果が出た、失敗しただけではなく、そのプロセスで何を気づいたのか、何を学んだのかが大切なのです。
「振り返り」は、体験から学ぶことを促進するアクションなのです。
具体的には、実行したことそこから学んだことを自分自身で明確に意識する(口に出し聞いてもらう、書き出す)、そのことを基に、次に(他に)どう活かすかを考え、実践してみることです。
その意味で「振り返り=学習(学ぶ)」と言っても過言ではありません。
今回のワンポイントのLTTとは、実際には以下のDLTTサイクル(Do⇒Look⇒Think⇒Try)の「振り返り」のLTTの部分です。
@Do やってみる(実践行動)
ALook 見直す(実際にやったことの詳細プロセスやその
結果を良く見直す・評価する)
BThink よく考える(なぜそうしたのか、そうなったのか
深く検討し、何を学んだのか考える)
CTry 次に活かす(次にやる時はどうするかを考え、決め
ておく)
もう一つのKPTとは、上記のLTTを進める時のシンプルな考え方のフレームです。
@Keep(継続すること):良かったこと、うまくいったこと
等、今後も続けたいこと
AProblem(問題点):できていないこと、不十分・不足だっ
た点等、改善が必要なこと
BTry(次にすること):KeepとProblemの内容を踏まえ、
さらに良くする、解決するため今後新たにすること、次に
打つを考えて設定する。
KPTは、振り返りをする際に、必ずプラス面(うまくいったこと、効果的であったこと)とマイナス面(うまくいかなかったこと)の両面を見直して、その上で次の手を考える進め方です。
今回で、仕事の学び方シリーズ1〜5は、終了です。
1〜4までの「聞こう」「読む」「見る」「やってみる」、他に、「話す」「書く」そしてその全てで必ず「振り返り」をする。
この習慣を身に付けたあなたは、いい仕事のできる人になることは間違いない。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
仕事の振り返りは、新入社員のみならず、仕事をする人であれば誰しも、特に上位者になればなるほど一層重要になってくるポイントです。
これをしなくなって、経験やこれまでのやり方に安住してしまった時から個人としての成長はとまります。
そして、その組織(職場)も衰退に途に向かいます。
DLTTとKPTは、その振り返りを進める質問と共に、新人育成だけではなく、職場・仕事のマネジメントに是非ご活用願います。
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