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今日のテーマ:『仕事とは自分で答えを出すこと』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
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3月31日からスタートした『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズも
今号を入れて後2回となりました。
今日のテーマは『仕事とは自分で答えを出すこと』です。
「仕事とは何か」ということを本シリーズ4回目で考えてもらいました。
そこで仕事とは、
「・他者(顧客、取引先、関係先)に役立つ(ニーズを満たす)ために
・特定の目的(専門分野・領域)を持った人が
・自己の能力を開発・発揮することによってその成果を上げること」
とお伝えしました。
そのために常に考えておくべき3つの質問が
「何のために・誰のために?」【目的】
「相手(顧客)に今求められていることは?」【相手】
「自分は何をどうしているのか?(それでいいのか?)」
【自己】振り返り、
の3つです。
この【目的】、【相手】、【自己】振り返り、の3つの視点から、仕事の手段・やり方をどうするのかを、常に問い直すことが求められています。
新入社員の皆さんは、入社して、やっとまもなく1ヶ月、まだまだ学ぶことばかりという状況だと思います。
今は、そのための手段・やり方をとれるようになるための基礎的な知識や具体的なスキルを学んでいます。
しかし、いい仕事ができる人になるためには、ただ教わったことができる人では足りません。
「いい仕事をするために、自分で答えが出せる人」になることです。
その「自分で答えを出す」ためには、まず「質問ができる人」になることが必要なのです。
仕事の知識やスキルを学ぶことで、単なる手段を習得するだけの人で終わらず、自分自身で答えを出せる人になるためのワンポイントは、「1日10問の質問をして、答えを出そう」です。
具体的には、質問ノートを作って、毎日左側のページに職場で仕事をしていて、わからないことや感じた疑問などどんな質問でも構わないので、自らが知りたい、明確にしたいと思った質問を10個書き出すのです。
仕事ですぐ必要なことや分からないことの質問は、その場で上司、先輩に聞いて明らかにして答えを左の頁にその答えを書いてください。
もちろん基本は、3つの視点からの質問です。
分からないことの質問から、疑問に思うこと、明確ではないことの質問、今覚えている仕事に関係ないことでも構いません。
すぐ答えが出ないような質問でも何でも結構です。
その場合には、自分で少しでもこうかなと思い浮かんだ答えを書いてみるのです。
すぐ答えが分からない場合には、自分で調べて、考えた上で上司・先輩に聞いてみましょう。
大切なことは自分が「分かった!」とか「なるほど!」という納得した答えを出すことです。
1日質問10個を1ヶ月続けると(勤務日数20日として)200個の質問とその答えが出ます。
3ヶ月続けたら、600個、半年で1200個の答え、おそらくその職場で、任された仕事で、意味目的が分かっている一番の物知りに近くなることは間違いありません。
それが本当に「いい仕事」に役立つかどうかは書き出した質問の質にもよります。
とはいえ、最初は、質より量です。
とにかく「1日10質問」続けてみて下さい。
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〔上司・先輩の皆さまへ〕
今回のテーマとワンポイントに関して、上司・先輩への具体的なアドバイスは、新人にこの質問ノートを作ってもらうことの意味を納得された方には、早速の質問ノートを作ってももらって下さい。
もちろん意味・目的をしっかりと伝えて、本人にやる気にさせることです。
質問ノートを採用されない方には、是非、質問ができる新人(部下)を育てて下さい。
そのとっかかりは、こちらから質問することです。
「この仕事では、○○をすることになっているけれど、何故するか分かるか?」
「これをしないとどうなるか分かる?」
そして、「分かりません」と答えたら、教えるのはもちろんですが、こういうことを訊かれる前に、自分から質問することが大切だ、と言うことを教えてください。
自分発、自分で考えた質問大歓迎の上司・先輩になることを強く期待し、要望します。
何故かというと、それは「自分で答えを出せる人」を育てることになるからです。
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