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『相談力の高い職場をつくろう:職場の相談力向上の実践ポイント』
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こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。
いつもこのブログ(メルマガ)をお読みいただき、ありがとうございます。
前回は『相談対応力3:悩み事相談の対応スキル』についてでした。
今回は『相談力の高い職場をつくろう:職場の相談力向上の実践ポイント』です。
これまで述べてきた個人の相談力、つまり『相談活用力』(主に相談者が相談を活用して、自らの課題解決を進める)と『相談対応力』(相談相手が、相談者に適切な支援や解決へ導く力)の両方で職場メンバーがレベルアップすると、職場の相談力が高くなってくると言えます。
しかし、個々人の相談力を高めるためにも、職場で相談がしやすい「関係性」、日常の「報告・連絡」が十分なされていること、それと同時に「相互理解」や「職場目標の共有」ができていること、等が必要です。
先に述べた2回私の上司だった(No168:M氏『人の頭を使おう〜相談活用力1「相談の本質はシナジー」』)には「3つのできないことはない」だけではなく、もう一つ印象深いエピソードがあります。
それは、多数の部下を抱える身であったこともあり、「相談対応力」も十分ありましたが、それ以上に「相談活用力」も高かったのです。
M氏の「相談活用力」とは、自分の分からないことや自分と違う立場の意見を聞きたい人には誰にでも相談して、素直に聞くことです。
例えば、自分のメンバー、つまり部下にも遠慮なく、素直に、知らないことについて「これってどういうこと?」と尋ね、素晴らしい成果を出した人には「へーっ、スゴイね。どうしてそれができたの、教えて?」と言う感じ気軽に聞くのです。
部下に質問、相談できる上司、まさに率先垂範して相談できる職場をつくっていると言えませんか。
以上のように、職場で相談がしやすく、かつその相談が効果的であり、その相談の実践を通して、職場全体の課題解決が進み、さらに結果もよくなる力、それが「職場の相談力」です。
そのために必要な実践ポイント(具体的なあり方・状態や職場のリーダー・メンバーの具体行動)を以下に挙げます。
■職場の相談力の向上の実践ポイント
@毎朝、お互いに元気で明るい挨拶をしている
Aいいことや成果を口に出して認め合い、褒め合っている
B挨拶だけではなく、お互いに関心を持って、常に声を掛け合っている
C協力や支援を受けたりしたら、お互いが「ありがとう」と感謝の言葉を口にしている
D職場での指示、報告や連絡、会議での発言には、お互い耳を傾けて聴いている
E分からないこと不明点は、お互いがすぐに確認、質問している
F職場では、仕事の指示や依頼に対して完了の報告がしっかりとできている
G相談された人が適切に対応できない場合に、他のメンバーが支援や協力をしている
H職場では、お互いの情報共有化の機会・場(打合せ、ミーティング)が設けられている
I相談(報告・連絡)の良くないメンバーにも寛容な態度で接し、支援している
以上10項目は、職場の相談力のチェック項目であり、また具体行動の実践目標(具体策)そのものでもあります。
現状をふり返り、できるところから実践、継続して職場の中で習慣化し、前進させて行きましょう。
それでは、次回またお会いいたしましょう。
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