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『5つの学び方〜3.質問学習@【自問自答】』
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おはようございます。
インタフェース五十嵐仁です。
いつもこのブログ(メルマガ)をお読みいただき、ありがとうございます。
今日は『私が実践してきた5つの学び方』の3番目、「質問学習@【自問自答】」です。
本シリーズ(No182〜187)では、「学習する(した)」とは、『知識、行動、スキル(能力)、価値観、態度、考え方等を、新しく獲得したり、修正したりすることで自ら行動変容すること』と捉えています。つまり変化することであり、成長するということに結びつくもののです。
前回述べた「質問学習」とは、『「質問力」を活用して〜自分自身の考えを深める、他者からの知識や経験を通しての知恵を得る、他者から質問されて自分が気づきや考えを深める、他者の問いかけに対して自分以外の人の答えからも学ぶ』ことです。
そして、一人でも二人(対話)でも、三人以上の複数者でも活用できる学び方。
今回の「自問自答」は、自分が自分自身に問いかけ、自分で考えるということです。
多くの場合、何か問題があると「どうしたらいいだろう(どのような解決手段があるだろう)?」とすぐに対応策などの手段、やり方を考え(問いかけ)ます。
これは「手段思考」と言えます。
これで解決できる場合もありますが、いつもそれだけで解決できる問題ばかりではありません。
自問自答では、自分の問いかける質問の質が大切です。
自問自答で、自分が考えるために効果的な質問や質問の仕方を含め自問自答の5つの方法を挙げてみます。
(1)「どうなっていたらいいのだろう?」と問い、答える。
困ったとき、問題だと感じたとき、何とかしなければならないときに、先に述べた「どうしたらいいだろうか?」という質問で手段を考えるのではなく、その目的、目標を考えるのです。
何をするのか「How」ではなく、何を目指すのか「What」、何のために「Why」が最初です。
「自分が得たい結果は何だろう?(What)」が「目標」を聞く質問、「なぜその結果を得たいのだろう?(Why)」が「目的」を聞く質問です。
(2)5回の「なぜ」(WHy)に答える。
問題が起こった(見つけた)ときに、「なぜそれが起こったのか」その原因つなげて5回問いかける(原因を追究する)ことです。
これは自問自答する(自分で考える)際に使うもので、問題を起こした他者に5回問いかけると責任追及になってしまうことが多いので使い方に注意です。
(3)「他には?」を3回繰り返して答える。
これは目指す目的・目標に関してでも、原因についてでも、方法・手段についてでも利用できます。
一つの答えや一つの方向だけではなく、他の複数の要因や手段を考え出したり、また並列的な関係の要素をあぶりだすことにも使えます。
(4)他の人(関係者)から見たらどう見えるだろうか?と問い、答える。
これは「多面的思考」とか「多角度思考」との質問と言えます。
自分一人の視点や立場だけではなく、別の複数の視点・立場から考えることによって、問題の見え方や解決策の有効性も変わってきます。
(5)自分が知っている他者(自分なりに知っている歴史上の人物でも可)になって答える。
前項(4)の質問の応用編としては、「○○さんなら今問題をどう考えますか?」と問いかけて、自分が「その○○さんになったらどう答えるかを考えて答える」のです。
(4)との違いは、その人になりきってみることです。
自問自答ノート作るのも手かもしれませんね。
頭の中でつぶやくよりも、自問(質問)を書き出して、自答が(答え)も書き出すことによって、さらに自問自答が浮かび上がってくるかもしれません。
これは、早速自分でもやってみようと思います。
皆さんも、以上の5つの質問(自問自答の方法)以外で、日頃自分が考えるときにきっかけとなる質問や自問自答のし方があれば、是非お教えください。
実践と学びを分かち合いましょう。
それでは、また次号で。
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