2021年05月10日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No203:『部下の視点からのマネジメントを考える〜「部下力」とは』

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『部下の視点からのマネジメントを考える〜「部下力」とは』
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今回からのテーマは、私が日頃よく担当している研修を反対側から眺めたらです。
“エッ!それはどういうこと?何のことだかよく分からない”、そうですよね。

私が実施している研修の対象者の約60%が管理監督者、いわゆるマネジメント研修。
テーマ別の研修でも参加者が管理者・リーダークラス迄入れると70%が管理監督者研修となります。
新入社員(導入時、フォローアップ)、一般職研修は、3割弱。

ということで、管理監督者の研修を「上司学」(管理者が部下を活用するために学ぶこと)とすれば、その反対側、管理監督者の部下、リーダーの下のメンバーが、いかに上司やリーダーといい関係をつくり、ひいては上司・リーダーをうまく活用していい仕事をするかは、いうならば、「部下学」(部下が上司、先輩をうまく活用するために学ぶこと)です。


私が独立してまもなくの頃、コーチング研修でお世話になった方が、今から16年前に「部下力―上司を動かす力」という本を著しています。
まさに今回のテーマそのものの本です。

そこでは「部下力」とは何かについて、以下のように述べています(4つある中の3項目)。

“「部下力」とは、リーダー(上司)の指導力を引き出し、リーダーの舵取りを支える力である。そして、卓越したリーダーシップの陰に必ず存在する現場の力である。”
“「部下力」とは、組織における役割や肩書に関係なく、自律的な意識をもって行動する、プロフェッショナルな職業人の力である。”
“「部下力」とは、自らが所属する組織やそれを支えているリーダーに対し、誠実な貢献と建設的な批判を使い分けながら歩む、無名の主役たちの偉大な力である。”

【「部下力―上司を動かす力」吉田典生著、祥伝社新書、2005年】


考えてみれば(考えなくなくても)、管理監督者と言っても会社で言えば社長、自治体で言えば首長、等、組織の経営トップ以外は皆上司がいるわけです。

となると「部下学」や「部下力」は、トップ以外のほぼ全員といっていい組織で働く人にとって必要なマネジメント力とも言えます。

私の研修では、マネジメントとは「組織の使命(又は目的)を果たすために組織の持つ、また自らが使えるあらゆるリソース(経営資源)を最大限に活用すること」と意味づけています。

その意味からは、マネジメントは組織の経営管理者になだけ必要なのではなく、組織人全てに必要な機能であり、力なのです。

組織の使命(目的)を果たすために新入社員・職員から経営トップに至るまで、各々が自己の仕事の課題達成のために使うことのできるリソースを見出し、そのリソースを最大限に活かすことなのです。

上司にとっては部下が、部下にとっては上司が、そのお互いが非常に有力なリソ−スとなるわけです。

以上のように考えると、今号からのテーマは、本メルマガ読者である、若手社員・一般社員から管理監督者、リーダー職迄のすべての人に役立つ内容です。

「部下の視点から、組織でいい仕事をするための“マネジメント力”を考える(=部下学、部下力)」について、是非読者の皆さんが部下視点で、思うことのコメントや部下力を発揮した具体的経験、質問・要望等何でも結構です、是非お寄せください。


これから暫く、読者の皆さまと共にこの「部下学(力)」考え、学び、分かち合っていい仕事に活かしていきたいと思います。

それでは、また次号で。


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【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、2018年4月に発売され、お陰様で一昨年1月末に増刷、昨年1月10日に第三刷、そして今年2月1日で第四刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

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