2021年05月24日
【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No205:『部下の視点で上司を活用するためになるほどと思った3つのこと』
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『部下の視点で上司を活用するためになるほどと思った3つのこと』
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今回のテーマは、前回お伝えした7冊中の1冊から「部下の視点で上司を活用するためになるほどと思った3つのこと」です。
以下に考えてみれば、当たりまえかもしれないけれど、ヒントになる話を3つ紹介します。
○上司の欠点には目をつぶり、良い所を見よう
上司の心得として「部下の良い部分や強みを見つけて活用すること」があります。
部下の一つの欠点を見つけて、だからダメだと決めつけることは、最もすべきことではないことの一つです。
その人の良い部分を見つけ、良い部分を伸ばし、活用するのです。
そして、部下の心得としても同じように「上司の良い所や強みを見つけて活用すること」です。
上司も(そしてもちろん部下も)欠点もあれば、長所もあり、得意があれば不得意もあります。
完璧な人は誰もいないのですから。
○上司を褒めよう。
優秀な上司は部下のやる気を高めるために、部下がよくやったら「よくやった。感謝するよ」等と部下を褒めます。
それと同じように、「部下も上司を褒める」ことをやってみよう。
上司の成果や成功について一緒に喜び、いい結果を出た時には素直に言葉をかけるのです。
「さすがですね」「よかったですね」「参考にさせていただきます」
○「恵まれない上司に恵まれている」と考えてみよう
著者の体験で、若い頃経営者の方に上司の事で相談に行ったときにかけられた言葉で「君が上司になった時に、ああはなりたくないと思ったことを実行しないようにすればよい。そのために反面教師として、何がダメで、何がおかしいのかをよく観察して、ノートにでもつけておけばよい」
と言われたことが書かれていました。
この言葉を逆にすると「こうしてくれて嬉しかった、良かったと思う事があったら、これまたよく観察してノートにつけておくとよい」ということになります。
これは私の研修の最初に問いかける「部下としての経験で優れた上司とそうでない(困った)上司は、その行動・態度や特徴は何が違っていましたか?」を日常の中でその答えを蓄積することです。
さらに、もう一歩進めて「なぜ(部下から見て)そのようか困ったこと、イヤなことをするのだろうか?」の答え迄を考えて書いておく。
その逆の「なぜ(部下から見て)嬉しいこと、良かったと思うことができているのだろうか?」の答えも考えておく。
この良い点については、直接上司に聞いてみるという手もあります。
※以上は、「バカ上司の取扱説明書」古川裕倫著、SB新書、2018年
第3章 得をするための部下の心得、より
読者の皆さんには、この3つの中で既に実践していることがあるよ、という方もいることでしょう。
また、あまり考えた事もなかったという人もいるでしょう。
3つの中でどれか、何か使えそうと思ったことがあれば、是非試みてください。
そして、これまでの実践の結果や試してみた結果を教えていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回で。
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