2021年06月14日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No208:『部下視点で上司活用マネジメントを考える〜「部下力」からの5項目』

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

『部下視点で上司活用マネジメントを考える〜「部下力」からの5項目』
____________________________

さて、前回は「部下力〜部下視点でのマネジメント力シリーズ」で参考にしている7冊を紹介しました。

先にご案内したようにそれぞれの著者、ご自身の経験やバックボーンにより、またそれぞれの専門分野のなかで、経営者、幹部、管理者、コンサルタント、トレーナー、カウンセラーとして多様な視点での「上司活用のノウハウやヒント」を述べられています。

今回から数回は、その7冊のなかから私がなるほどと思った数項目をピックアップしてお伝えします。

今日は、吉田典生著「部下力」(祥伝社新書)からの5項目

1.『上司は選べないが、接し方は自分で決めることができる』 「部下力」28頁

良い上司には簡単に巡り合えない(そもそも良い上司自体が、人によって違うでしょう)。
だから上司のせいにするのはやめて、おかしいと思ったら自分でどうしたらよいか考えましょう。
どんな上司でも、障害物にも教科書にもなる。主語を上司ではなく(「上司が○○だから」ではなく)、主語を自分にして考え、動くのです。
上司を変えることは出来ませんが、自分の接し方は自分次第で変えることができます。


2.『上司は部下の話を聞かない、だから部下が「もっと聞く」』 「部下力」135頁

多くの場合、上司は部下の話を聞きません。
管理者研修のふり返りでも「自分がしゃべっている時間が長い」という参加者が実に多いのです。
そのいつも言いたいことを本気モードで聞く(聴く)のです。
上司の言葉の奥にある気持ち迄聴くのです。
開き直って「楽しみながら聞く」「観察しながら聞く」といろんなことが見えてきます。


3.『上司が伝える「事実」と「解釈」とを区別して聞く』 「部下力」143頁

上司の話をもっと聞くための具体的な方法の一つは、「上司の言葉を信じすぎないこと」とこの本の別の頁に書かれています。
簡単に言うと鵜呑みにしないということです。
上司の言うことだからすべて正しいとか、間違いないなどと思わずに、解釈(意見や希望、期待も入っています)と事実とを分けて、事実から自分はどのように考えるか(判断するか)の意見を持つことだと言っているのです。


4.『否定したい場面でも肯定的な言葉でつないで話す』 「部下力」160頁

部下の話を聞かないで、批判的は意見ばかり言う上司の話はなかなか聞けないものです。
しかし、その上司の話をこちらがまた否定的な言葉で対応すると益々上司は話を聞かず、一方的に言いまくるようになるのです。
そのような上司と建設的な対話をする土台は、「相手を受け入れる」ことから始まると言うのです。私もそう思います。
受け入れた上で、さらに質問して共有できることを探し、その共通認識の上で、同じ方向への別な視点からのあなたの意見を伝えるのです。


5.『質問によって上司の視点を増やす』 「部下力」167頁

できる部下から見てできない上司に共通する点は、物事を見る視点が少ない、又は固定していることです。
様々な視点で物事を幅広い角度から眺めたりして柔軟な発想をすることができていないのです。
その上司の判断の基準を明確にするための質問、また子供のような素直な見方の“ドキッと”する質問などを投げかけるのです。すぐに答えを口にできない質問、それって考えていなかったなあという質問、確かにそれ大事だったなと気づくような質問です。


以上の5項目を読まれて、日頃部下や後輩指導を意識している管理者、リーダーの方はどのように感じましたか。

実は“上司”はを部下に置き換えても、使える方法と思われませんでしたか?

「部下力」の著者は、既に述べたように「コーチング」のプロです。
今回紹介した5つの項目は全てコーチングのコミュニケーションスキルの活用です。
まず、自分の対応の仕方を変える。「傾聴する」、「承認する」、「質問をする」

その結果相手(上司、また部下)との共通理解・認識や目的の共有が進むことで、あなたの仕事の成果が今より高まっていくと私は確信しています。


それでは、また次回で。


ご質問、ご意見、ご感想はいつでもどうぞ!

送信先はこちらです:info*interface-h.co.jp 
*を@にして送信下さい 






【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、2018年4月に発売され、お陰様で一昨年1月末に増刷、昨年1月10日に第三刷、そして今年2月1日で第四刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村



この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
読まれたらクリックお願いします。⇒にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへ
にほんブログ村