2021年07月12日
【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No211:『部下の視点からのマネジメントを考える』を振り返って3つのこと
========================================================================
『部下の視点からのマネジメント(上司活用のマネジメント)を考える』を振り返って3つのこと
____________________________
さて、5月10日のNo203から今回迄の9回で「部下の視点からのマネジメントを考える」のテーマでお伝えしました。
途中からは特に「上司を活用するマネジメント」という方向になりました。
最初は「部下力」という言葉の意味から初めて、参考にした7冊の本に目を通しながら、私自身の学んだことなるほどと思った事の要点や感想をコメントしてきました。
今回シリーズ最終回ということで、私自身がこのテーマで考えたことを3つ記します。
1.いい関係ができるかどうかのキーは、自分自身が積極的、肯定的姿勢の言動をとることが第一。
相手が上司であろうと部下であろうと、一緒に仕事をする「協働関係」となる相手。
直ぐにうまくいっても、いかなくてもいいので、共にいい仕事ができる関係をまずつくろう、という気持ちで接することが大切。
そのためには、まず相手の話を「積極的に傾聴し、共感する」、そして「承認する」こと。
少しでも自分の役に立ったり、助かったりしたことがあれば、すかさず「ありがとう」と言ってみよう。
2.人(ひと:他人)は自分じゃないので、違って当たり前、自分のモノサシ(こうあるべき)で判断しない。
意見や考えの違い、行動の仕方の違いですぐ良し悪しを決めつけない。
上司はこうあるべきだ(なのに〜をしてくれない)、これはするべきではない(なのにしている)と自分の視点で決めつけないことです。
自分とは違う考えや、行動を受けいれなかったり、否定したりする前に、そうしている理由や背景、その相手の判断の基準、行動特性・傾向(性格ともいう)をまず掴もう。
そのためには、積極的傾聴、承認するにプラスして「質問する」ことで、相手の真意・本音を教えてもらい、確認して理解し、共有することです。
3.周囲の人から、その人の意見・考え方や行動、持っている情報等、全てから学ぶ姿勢で取り組もう。
自分の知らないこと、違う考え方、また優れた知識・見識・経験を聞いて学ぶ。
また、もし相手に問題だなと感じたことがあれば、基本的には、前述の1.2.の行動や考え方でポジティブに捉えてみる。
明らかにまずいなと思ったり、ミスや失敗、問題を起こしてたりしているのだったら、そこからも学ぼう。
どうしたら、自分はそうしない、そうならないで済むかと。
もちろん、ただ横から眺めているだけではなく、相手が耳を傾けてくれる人であるなら、上下の関係なく、その相手をフォローし、サポートしていこう。
全てに完ぺきな人は誰もいない。「誰も自分の事は、自分で見えない」。
縁あって同じ職場で働いている「協働パートナー(役割の上下はありますが)」としてできることをしていきましょう。
以上の3つのことは、相手は上司だけではなく、同僚、部下他に仕事で直接かかわる人全ての人に対する基本姿勢として大切なことになります。
今号で、『部下の視点からのマネジメント(上司活用のマネジメント)を考える』シリーズは終了です。
これまでの各号で少しでもヒントになったこと、印象に残ったこと等の感想やご質問お寄せいただければ嬉しいです。
次回からは、私が研修で話している「3つの○○○」をお伝えしていきます。
(できたら今週にスタートしてます)
それでは、また。
ご質問、ご意見、ご感想はいつでもどうぞ!
送信先はこちらです:info*interface-h.co.jp
*を@にして送信下さい
【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、2018年4月に発売され、お陰様で一昨年1月末に増刷、昨年1月10日に第三刷、そして今年2月1日で第四刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。
購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。
読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
⇒にほんブログ村
この記事へのコメント
コメントを書く
にほんブログ村