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『部下の視点でマネジメントを考える〜いただいた感想と私自身の振り返り』
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前回「部下の視点で上司を活用するためになるほどと思った3つのこと」で、
○上司の欠点には目をつぶり、良い所を見よう
○上司を褒めよう。
○「恵まれない上司に恵まれている」と考えてみよう
という3項目をお伝えしました。
読者のお一人から、「上司を褒めよう」と「恵まれない上司に恵まれている」の2つについて感想コメントをいただきました(以下一部要約してお伝えします)。
「上司を褒める」について、
“上司のダメなところを見ると、上司のくせに、いっぱい給料もらってるくせに、となってしまうため、なかなか部下に対するのと同じように、いいところを見つけて褒めるというのは難しいのですが、そういうことも必要なんだろなと思いました。若かったからというのもあるかもしれません。今ならもう少しうまく褒められるかな”
ということです。
「恵まれない上司に恵まれる」について、
“私はこれまで上司に恵まれたことが本当に少なかったです。どちらかというとひどい上司が多かったです。しかし、そのことで、人事を行う者から、○○なら大丈夫だろう、という自身への期待をとても感じましたし、・・・そのような上司の下で仕事をうまくこなせれば、自身の評価にもつながる、それが自身のモチベーションにも非常につながりそして結果、自信につながる、という経験をこれまで多くしてきました。なので、私はずっと恵まれない上司のおかげで頑張ってこられた、自然と評価にもつながったと、非常に前向きに捉えています。”
ということです(上司も部下もいる管理者の方です)。
後者は、まさに「恵まれない上司に恵まれていた」という実体験と感じました。
実体験の感想をいただいたので、私自身も上司との経験を述べます。
私は、独立して今の会社・仕事を始めるまで3つの会社で、最初の会社は新卒1年目から31歳までの9年3ヶ月、その10年足らずの間で直属上司が14名、人事異動の激しい会社でした。
その12名の上司(短い場合は3ヶ月)は、いまでも名前も顔も全て覚えていますし、全員に本当にお世話になりましたという気持ちです(今でも、6名の上司とはつながっています)。
常に新しい仕事や職場の異動が多く、その上自分の力量不足もあって、どの上司にもたくさん助けてもらい、教えられ、また学ぶことが多く、イヤな上司はほとんどいなかったので、本当に上司に恵まれたと感じています。
とはいえ、後から(又は他の人から)、その上司への批判的な意見や問題点を聞くこともあり、なるほどそういう見方もあるのか、という学びもありました。
おそらく、30歳までの私には、上司を建設的かつ批判的にみるという視点がなかったのでしょう(正直に言うと、イヤなというか合わないと思う先輩、同僚はいました)。
今思うと私自身は協調・受容型の部下だったと思います。
そして、決して私の上司は、部下(私)に恵まれたとは思っておられなかったのかとも思います(「恵まれない部下に恵まれた」と思っていただいていたのかと)。
30歳からの2つ目の会社は、小さな会社で上司は社長でしたが、ここでは4年いた後半にはその上司である社長と喧嘩もしました(もちろん稀にです。ポジティブな面とその反面も見えてきたという所です)。
部下の立場で上司を見るという個人的な経験を述べました。
この話から得ることは少ないと思います。
では、何でこんな話をしたかというと、改めてこれまでそして今の上司との関係やどう感じているか、更には今後どうしようと思っているのか、そんなことを振り返っていただくキッカケになればという狙いでした。
(もちろん、問題なし、関係良好という方もいらっしゃるでしょう。その際には、なぜうまくっているのかも、振り返ってみて少し考えてみて下さい)
ということで、是非、部下の視点で思う上司との関係や活用について、これまでの経験、そして今思っていることの感想コメントいただければ嬉しいです。
それでは、また次号で。
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