2020年04月10日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No134

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:『「相談」で自分を活かし、自分を伸ばす』
____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

さて、今日のテーマは
『「相談」で自分を活かし、自分を伸ばす』。

ワンポイントは「『相談』は自分発のコミュニケーション」。


まず、復習となりますが本ブログNo131で既にお伝えした
「相談」の意味・目的は以下の通りです。

●「相談」:相談とは「一人で困ったら他者からアドバイス
 をもらうこと」
さらに「二人以上でより良い問題解決をする
 こと」
・相談のキーワードは「相乗効果(シナジー)」


■相談の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)は、以下の4項目

@一人で悩まず、「どうしましょうか」と上司・先輩にこまめ
 に相談している
A相談する際は、話す内容や順序を整理している
B相談した人に対する結果報告を必ず行い、感謝の気持ちも
 伝えている
C自分の都合だけではなく、相手の状況(時間、場所、場面)
 に配慮して相談している


以上は、新人が職場では識して、すぐ実践し、習慣化することです。
(ブログNo131の参考資料「3段階のレベル表」ご参照)

※本ブログは、弊社配信のメルマガと連動しています。
ブログ読者で「3段階レベル表」をご希望の方は、igaj*interface-h.co.jp(*は@に置き換えて)宛、ご所属(会社名など)とご氏名、明記のうえでご連絡下さい。


少し補足説明します。

@の一人で悩み過ぎず、コマメに相談をすることが大事なのは、ワンポイントの「『相談』は自分発のコミュニケーション」の意味する所の一つです。

指示・依頼は上司・先輩から来ます。
「報告」は、その指・依頼に対してすべきことですから、指示や任されたことについての義務です。
「連絡」は、必要な情報を必要な人へ伝え、共有化することです。

どちらも、自分がするかしないかではなく、“する”もの、
“する必要”があるもの
なのです。

それに対して「相談」は、するかしないかは自分が決めます
これが『自分発』と言う意味です。


職場の上司・先輩も様々です。よく声をかけてくれる人もいるでしょう、しかし忙しい中では気にしていても、なかなか「大丈夫か」と声をかけてくれる余裕もないかもしれません。

そのような中で、「相談」は、自ら「少しお時間よろしいでしょうか?」とこちらから声をかけてするものなのです。

新人の内はわからないことだらけです。
今のうちに、上司・先輩にどんどん質問、相談して、たくさん学ぶのです

とはいえ、Aの相手にとって分かりやすい相談であるようには心掛けましょう。


ポイントとしては、以下の3つ
(1)説明する自分が、状況を整理してよく理解する
(2)分かりやすい工夫をする
(3)相手の理解度を測りながら、それに応じた説明をする



そして、BとC.中でもBをしっかりとすることです。

相談した時に「感謝の気持ち」を言葉にして、相談の後(アドバイスなどを実行してから)に報告とありがとうございます、を言う。

これをすれば、上司・先輩とのよい関係をつくることができ、積極的に相談にのってくれるようになります。

積極的に「相談」をすることで、一人で困ることなく、悩みの解決はもとより、上司・先輩の経験や知恵から学び、いい仕事をするための方法や解決策も得られます。

「相談」は自分発の主体的なコミュニケーション、『「相談」で自分を活かし、伸ばす』ことができるのです。

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

相談の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)4項目はもちろん上司・先輩の皆さまは大丈夫ですね。

時々、中堅社員研修では、この内のBはあまり意識していない、アドバイスを貰ってその場で「ありがとうございます」は言っているが、その後の報告はしていなかった、という振り返りをよく聞くことがあります。


さて、上司・先輩の皆さまには、相談の仕方は、新人に沿指導するポイントとして大切ですが、それ以上に「相談の受け方」が重要です。

相談の受け方の5つのポイントは、以下の通りです。

1.【傾聴】相談をしてきた人の話を十分に傾聴する
2.【承認】相談事を確かにうけとめたよ、と言う気持ちを
  伝える
3.【質問】相談をしてきた相手の求めていること(問題と
  思っていること、相談してきた意図・目的)を明確にして
  共有するため、また相談してきた相手の意見や考えを訊く
4.【提案】指示命令ではなく、相手が決める選択肢としての
  アドバイス・提案をする
5.【確認】相談してきた相手の結論(何をするかの意思決
  定)を確認する


3月以前よりこのメルマガをお読みになっている皆さまには、No125『相談を受ける力:相談対応力の5つのポイント(手順)』でお伝えしています。

上記ブログもお時間のある時にご覧下さい。


それでは、「報連相」は今日で終え、来週は新しいテーマでお伝えして参ります。








【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村



posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月09日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No133

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:『連絡は、職場でいい仕事をするための情報の共有化』
____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

さて、今日のテーマは
『連絡は、職場でいい仕事をするための情報の共有化』

ワンポイントは
「発信は連絡ではありません(発信≠連絡)」


復習となりますがブログNo131(4月7日)で既にお伝えした「連絡」の意味・目的は以下の通りです。

●「連絡」:連絡とは、「職場でお互いが仕事に必要な情報を共有化すること」
・連絡のキーワードは「共有化」で、伝えたことが相手に伝わったことを確認して、初めて連絡が完了


■連絡の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)は、以下の4項目
@自分が今どこにいるか、何をしているかをはっきり伝えよう
A連絡するまえにもう一度、正確な状況把握・伝達する内容の
 確認をしよう
B連絡(伝達)事項については、必要な関係先にもれなく連絡し
 よう
C連絡が確実に伝わったかどうかの確認を必ずしよう
 (発信≠連絡)

以上は、新人が職場では意識して、すぐ実践し、習慣化することです。


少し補足説明します。

@は自分の所在情報を常に職場の上司・同僚へ伝えておくことです。

具体的な場面は、以下のような場合です。

*遅刻しそうになった時(もちろん、入社早々あってはならないことですが、万が一の列車・バスの事故で等いろいろ起りえることです)や病欠の連絡はできるだけ早くする。

*職場を離れる時(トイレや他部署へ出かける等)で「席はずしますが5分で戻ります」。

*会議・打合せや社外へ出る時、出張の時、それぞれいつからいつまで(職場や会社に戻る時間)を明確にして伝える。

上記のことをしておかないと、あなたは「行き先不明の人」となってしまいます。


A、Bに関しては、「連絡」は必要な相手に、伝えるべき内容が正確に伝わることです。

*伝える内容(例:電話の伝言での相手の社名・氏名、電話番号など、は必ず復唱確認しておくこと)が正しいかを確認してから連絡する。

*連絡する内容(情報)は誰に必要なのかを確認する。又は誰に必要かを考えてからもれなく連絡する。


Cは、今回のワンポイント「発信は連絡ではありません
(発信≠連絡)」
です。

「連絡」は、伝えたい内容とその意味が相手に届くことです。
・「FAXを送信しました」
・「メールを送っておきました」
・「不在でしたので、伝言を頼んでおきました」
これらは、いずれも発信です。

これだけでは、連絡したことにはなりません。伝えたい内容とその意味が、相手に届いて共有されてこそ「連絡」が完了したといえるのです。

逆に受ける立場で、「FAXが来た」「メールが届いた」「伝言があった」場合には、できるだけ速やかに、その発信元へ「受信しました、受けとりました」の返信をすることです。

「連絡」は相手に伝わって、届いてナンボのものです。

一方通行ではいけません、連絡は「往復切符」「往復はがき」とイメージしましょう!

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

どうですか、新人へ伝えたワンポイント「発信≠連絡」

一方的な発信や伝達で連絡を済ましていませんか。
大丈夫ですよね。

もう一つ、上司・先輩の皆さんには、新人には特に(その他に人にでも、もちろん)、「連絡」で意味・目的を伝えて共有化する(【意味が通じる】)ことまで実践しましょう。


納期の連絡を例にして考えてみましょう。

「できるだけ早く」とか「5月10日頃までに」という曖昧な表現では納期とはいえません。これでは、納期遅れが起きるでしょう。

では、「納期は5月10日、納期厳守!」と明記しておけばよいのでしょうか。
(ここまでは新人レベル)

もちろん書かないよりはましですが、もし非常に重要な納期でしたら、「目的」とか「背景」も伝えましょう。
なぜ、その納期を厳守する必要があるのか、その後にどうつながるのか、などです。
人はワケ(意味・目的や必要性、背景等)が分かると実行するのです。

必要な場合、意味・目的を伝える。そして、新人にも意味・目的を確認することが大事だと伝えておくのです。

ここまで出来てこそ、上司・先輩と言えるのです。








【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村



posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月08日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No132

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:『指示の受け方と報告の仕方、実践ポイント』
____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

今日のテーマは『指示の受け方と報告の仕方、実践ポイント』です。

ワンポイントは「『ハイ!わかりました』が、本当の良い返事になるようにしよう!」

皆さんには、前回「報告・連絡・相談」の意味、目的をお伝えしました。

フロク(参考資料)の「指示の受け方・報告・連絡・相談」3段階レベル表で、「指示の受け方」の意味もご理解いただけましたか。


少し補足説明をします。

●「指示の受け方」指示・依頼の目的を共有し、明確にして、仕事ができる受け方をすることです。
さらに言うと「自分の役割や任された仕事の職場や組織での位置付けを明確に理解しよう」です。
・「指示の受け方」のキーワードは「指示・依頼は仕事の出発点」です。

指示を間違って受け止めると、あらぬ方向へ行ってしまうワケです。

今回のワンポイント「『ハイ!わかりました』が、本当の良い返事になるようにしよう!」の意味を考えてみよう。

普通には、「ハイ!わかりました」は、いい返事の言葉と思われるでしょう。

それは言葉としては、その通りなのですが、そう言ったからには、自分の胸に手を当てて『(自分は、その指示や説明を聞いて)本当に分かっているのか?』と自問自答しよう!というアドバイスです。

ですから、上司・先輩の言葉は耳に入ってきたが、その意味する所や目的・意図が分からないのに安易に「ハイ!わかりました」と言い切っていしまわない、ということです。


■指示の受け方の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)は、以下の3項目
@指示を受ける際にしっかりメモをとろう
A疑問点や不明な点は理解できる迄質問しよう
B5W3Hを活用して、要点を復唱・確認しましょう

※5W3Hは、報告・連絡・相談の全てにおいて活用しよう


引き続き、まして「報告」
■報告の実践ポイント(初級レベル:新人が即実行)は、以下の3項目
@仕事(指示・依頼案件)が終了したら、直ちに指示・依頼人(元)に直接報告しよう
A前置きは短く、結果、経過の順で報告しよう
B事実と考え(意見・推測)を区別し報告しよう
C悪い(マイナス)状況は直ちに上司・先輩、関係者に報告(連絡・相談)しよう


以上は、新人が職場では意識して、すぐ実践し、習慣化することです。


明日は、「連絡」です。

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

今回のワンポイント「『ハイ!わかりました』が、本当の良い返事になるようにしよう!」の基になったのは、私の最初に勤めた会社R社の同期の言葉『男のハイは死んでもハイ』です。

彼は同期の中でも出世がトップで、課長、部長、事業部長に。
その彼は、現在東京銀座にある人材紹介会社の社長。

在職中に出した本の名前が『部下を納得・共感・発奮させる"上役革命"「バカな部・課長につける薬」(東洋経済新報社 1992年3月5日 発行)。

彼の会社のHPでその本の内容全編をオープンにしています。
『男のハイは死んでもハイ』の言葉が記載されている同書の第一章は、以下のサイトでご覧下さい。
https://www.elite-network.co.jp/company/publicity/bakana01.html








【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村


posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月07日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No131

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:
『職場の報連相(報告・連絡・相談)とは何ですか?』

____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。以下、今日のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

今日のテーマは『職場の報連相(報告・連絡・相談)って何ですか?』です。

ワンポイントは『報連相は、職場でのいい仕事の進め方のOS』です。

皆さん、「報告とは何ですか?何のために、どのような時にするのですか?」と聞かれたら、すぐ明確に答えることができますか(同じく「連絡」、「相談」についても、いかがですか)。

他には、「報告と連絡とはどう違うのですか?」という質問には、どう答えますか。


研修でこの質問をすると。「報告」は過去のこと(終わったこと)を伝える、「連絡」は、進行中のこと、これからの事を伝える、「相談」は、分からないことを教えてもらう、等の答えが返ってきます。

この答えで、職場でいいしごとをするための「報告・連絡・相談」ができますでしょうか。


私の研修では、以下のように「報告・連絡・相談」を意味づけています。

●「報告」:報告とは「指示・依頼に対してその事項を実施し
 て、完了した結果を指示・依頼者に伝えること」。

 さらに「職場で自分が担当する業務の結果・状況を管理責任
 者である上司へ伝えること」

・報告のキーワードは「義務」(必ずすべきこと)+α

●「連絡」:連絡とは、「職場でお互いが仕事に必要な情報を
 共有化すること」

・連絡のキーワードは「共有化」で、伝えたことが相手に伝わ
 ったことを確認して、初めて連絡が完了

●「相談」:相談とは、「一人で困ったら他者からアドバイス
 をもらうこと」
さらに「二人以上でより良い問題解決をする
 こと」

・相談のキーワードは「相乗効果(シナジー)」


このような「報告・連絡・相談」の意味や目的を理解することは、新入社員の皆さん一人一人だけではなく、職場の全員がこの意味をしっかりと理解することが必要なのです。

今日のワンポイント、『報連相は、職場でのいい仕事の進め方のOS』のOSとは、「全員が共通して行う、仕事の進め方となっていること」という意味です。

まずは、新人の皆さんがここで学んだ「報連相」の基本をしっかりと身に付け実践していきましょう。

具体的な実践ポイントは、次号から述べていきます。
(今回は、その実践ポイントを整理して「指示の受け方・報告・連絡・相談」3段階レベル表をオマケにつけておきます)

※本ブログは、弊社配信のメルマガと連動しています。ブログ読者で「3段階レベル表」をご希望の方は、igaj*interface-h.co.jp(*は@に置き換えて)宛、ご所属(会社名など)とご氏名、明記のうえでご連絡下さい。

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

「報告・連絡・相談」の意味・目的は、明確に掴まれていましたか。(※)

この新人向け本文は、実際に私が新人研修でお伝えしている内容です。
この「報告・連絡・相談」の意味・目的を職場で、組織でも共有することが重要だと認識されている会社では、同じ内容を管理者や中堅社員研修で実施しています。

さらに大事なことをお伝えします。
「報連相」は、仕事をする人の個人的なスキルというだけではなく、職場(組織)全員で行う仕事に必要なコミュニケーション、いい仕事の進め方なのです(これが「OS」という意味です)

「報連相」とは何ぞや?と聞かれたら、全員が同じ意味の答え(多少の表現の違いはあっても)が言えて、それを意識して実践しているという状態を目指すのです。


部下が上司にするだけではなく、組織内で上下左右ナナメも含め、組織のメンバーが必要な人と必要な時に、相互に行うことです。

そして上司は、職場で、本文で述べてきた報連相がうまく回っている様にする、そのような職場をつくることがマネジメントとして重要なことなのです。


【大事なお知らせ】

●ここで述べた「報連相」(※)の考え方は、一般社団法人日本報連相センター(略称:NHC)が提唱している『真・報連相』に基づくものです(一部は私の考えも入れております)。

ご関心のある方は以下の公式サイトをご覧下さい。
http://www.nhc.jp.net/







【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村




posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月06日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No130

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:
『職場の「コミュニケーション」で大切なことは何ですか?』

____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

4月6日(月)入社して2週目に入りました。
今日のテーマは、『職場の「コミュニケーション」で大切なことは何ですか?』

ワンポイントは『意図・目的のないコミュニケーションは意味なし!』です。


新人研修で「コミュニケーション」は重要なテーマです。

研修では、最初に「コミュニケーション」って何ですか?
と質問します。

「話すこと、聞くこと」、「意思疎通」、「伝達すること」、「分かり合うこと」等の回答が返ってきます。

どれも間違ってはいません。
コミュニケーションは大変幅広い意味を持っています。


私は、「職場でのコミュニケーション」とは、『相互理解』『情報の共有化』『共感』の3つをキーワードとして挙げて説明します。

1つ目の『相互理解』とは、「話すことや聞くことをする中で、お互いがどんな人(行動特徴、考え方、持っている経験・能力、等々)かを分かり合うこと」

2つ目の『情報の共有化』は、「仕事で必要な事を指示したり、その指示を理解・確認したり、その指示を実施した結果を伝える等、仕事の上の情報のやりとりで共有すること」

3つ目の『共感』は、「相手の思い・気持ちや考え方を、相手がそう思うことを理解し、相手の立場にたつとそう感じとれると受け止めること」(同感、全てに意見が一致することとは違う)

そして、『相互理解』と『情報の共有化』、『共感』の3つは、実際の仕事では報連相を通じて成し遂げられます。
相互理解が深まることで、情報の共有化も深まり、共感もできるようになります(「報連相」については次号で)。


さて、この3つをキーワードとする職場のコミュニケーションで、仕事を的確に進めるために一番重要なことは、お互いが仕事の上での意図・目的を明確に持ち、その意図・目的を理解し合う(共有化すること)です。

職場でのコミュニケーションは「意図的である」ことが必須なのです。


No129(4月3日)で述べた3つの視点の「目的」を明確にし、その目的のためのコミュニケーション(ここでは手段)を取ることです。

コミュニケーションでは、(1)相手の話を聴く、(2)相手の立場に立って考える、(3)感謝の気持ちを伝える、等が大事だと研修でよく言われます。

もちろんこの3つも大事なことではありますが、一番の土台になるのは、自分が「何のために、話を聴くのか」です。
そして同時に「相手が何のために話をしているのか」の意図・目的を理解することです。

そのためにこそ、「相手の立場に立って考えること」、(3つの視点の「相手」)、そして相互理解と共感のためには、感謝の気持ちを伝えることが大事なのです。


最後に、「意図・目的を明確にしたうえで」職場のコミュニケーション『相互理解』『情報の共有化』『共感』を深めるために意識し、行動する実践ポイントは以下の5つです。

(1)コミュニケーションは「相手中心」が基本
   〜「他人(ひと)は自分じゃない」
(2)「何のために」がないと通じない
   〜意味・意図があって、分かったとなる
(3)「通じ合う(共有化)」ためには
   〜双方向のやり取りが必要、一方通行は×
(4)最初は、「質」より「量(回数)」が関係づくりの
   基本。こまめに挨拶、報告・相談等  
(5)対面(口頭)のコミュニケーションは「話す」「聞く」
   「質問」から成っている。質問を大いに活用しよう

※「質問」については、今週の別な号でお伝えします。

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

「最近の若い人はよくわからん」とか「コミュニケーション」がとれない、なんて言っていませんよね。

「コミュニケーション」が『相互理解』し、『情報の共有化』と『共感』することであると理解したら、「よくわからん」「とれない」ではなく、コミュニケーションをとって『相互理解』し、『情報の共有化』を深め『共感』することは、まず上司・先輩がするべきことです。

最初のセリフを言い続けている人は、自ら「コミュニケーション能力がない」と言っていることになります。


初めてのお客様がいらしたら、何を望んでいるのかそのニーズを把握すると同じように、これから職場で一緒にいい仕事をする「大事なお客様」が新入社員だと思って理解してみてはいかがでしょうか。
(※いわゆる「お客様扱いをする」という意味では全くないので、お間違えなく。打つ手は、相手に応じて様々あります。)

その相手が、自分と違う若い人(世代が違う、当然育ち方や経験も違う)だからこそコミュニケーションをとって相互理解を深めるのです。

以上のように「意図」をもって新人とコミュニケーションを図りましょう






【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



6rhpkf読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村



posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月03日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No129

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:『仕事とは何ですか?』
____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************


今日のテーマは『仕事とは何ですか?』です。

ワンポイントは『いい仕事をするための3つの視点(目的・相手・自己)』です。


昨日(4月2日)は、某市役所の新採用職員研修(1日)を担当してきました。

その研修の中でも「仕事とは何ですか?」という質問を投げかけました。

今回は個人ワーク中心でしたが、何人かの方に答えてもらうと、以下のような回答をいただきました。

・生活のためにすること
・お金を貰う手段
・社会に役立つこと・・・

どれもまちがっているとは言いません。


私どもの研修では、仕事とは

「・他者(顧客、取引先、関係先)に
 役立つ(ニーズを満たす)ために
・特定の目的(専門分野・領域)を持った人が
・自己の能力を開発・発揮することによってその成果を上げること」


その結果として「対価・報酬(金銭的報酬や精神的充足)」を得ること、
と意味づけています。

この最初の三行は言い換えると「他者(相手)」「目的」「自己」の視点といえます。


そして現実的な仕事つまり、業務は、作業であり実務的であり、3つの視点から考えた手段・方法の実践なのです。

例えば、具体的な仕事の進め方である「報告・連絡・相談」(次週にその具体的な内容をお伝えします)がいいか悪いかは、この3つの視点で考えた手段となっているかで決まります。


例えば、商品に対して重大なクレームがあったという急ぎの第一報であれば、「目的」と「相手(報告先)」からは、簡潔に要領よくスピーディに報告することが求められます。

しかし、その商品クレームの原因究明と対応策についての報告であれば、具体的な事実情報の把握と原因追究の検証、その結果に基づいての対応の目指す目的とその具体策の内容ということで詳細なものとなります。

報告の相手がその商品に関わる専門的知識のあるメンバーであれば、専門的な用語を使った報告書でいいのですが、一般の人が相手であれば、分かり易い平易な言葉で述べる報告書でなければなりません。


ただ自分が知ったこと、分かったことをただ伝えることでは、いい仕事(いい報告)にはなりません。

同時に、報告する自分自身が、そもそも「目的」を明確にして「相手」の立場・視点から相手の求めていることを考えているかと「自己振り返り」をすることが求められます。

************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

今回の「いい仕事は、3つの視点(目的・相手・自己)から手段を考えて行うこと」は、新入社員の基本でもありますが、全てのビジネスパースンの基本でもあります。

中堅社員、ベテラン社員(ときには、上司と言われる管理監督者)でも、これまでのやり方や経験に基づいた方法に拘っていて、環境(大事な相手である顧客のニーズ)の変化に対応できていなかったりします。

また新しい知識や技術を取り入れようとしない(自己の振り返りや学びが不足)ということもよくあることです。

常に初心に戻り、「何のために・誰のために?相手(顧客)に今求められていることは?自分は何をどうしているのか?(それでいいのか?)」という3つの視点から、仕事の手段を常に問い直すことが求められています。






【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



6rhpkf読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村


posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月02日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No128

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:
『自社の事業についてどれ位理解していますか?』

____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

第3回目今日のテーマは『自社の事業についてどれ位理解していますか?』です。

ワンポイントは「我が社についての3つの質問に答えられるようになろう!」です。


皆さん、入社した会社(今では、自社、我が社です)についてよく知っていますよね。

もちろん、就職活動の中で、会社説明会や会社案内・入社案内、会社のHPを見て、先輩の話を聞いて、人によってはインターンシップを体験して、等々で会社理解を深めてきました。

しかも入社したら、新入社員研修で会社の概要の話、その中で企業理念(経営理念)、社訓、会社の歩み等の話もあると思います。

今日お伝えしたいのは、これまでの会社説明会や会社案内、HPに乗っている内容項目などの知識ではなく、会社の事業について、次の3つの質問についての答えを出せる(理解して、考える)ことです。

1.我が社の顧客は誰か?顧客は何を求めているのか?
2.我が社が事業を継続して来られたのはなぜか?
3.我が社が役立ち、選ばれるために必要なリソースは何か?

(リソース:会社の持つ資産・設備・組織と社員の持つ能力、等)

さあ、この3つについて、あなたはどんなことが答えられますか?


他の会社ではなく、自社・我が社(自分の所属する、働く場である会社)となった会社についてのことです。
真剣に考えてみましょう。

もちろん、すぐ簡単に出せる答えもあるでしょう。

先月に担当した新人研修では、その会社は「旅客運送業(バス会社)」でしたので、最初の質問へは「バスの利用者」「バスを交通手段として使う人」であり、「安全・安心して利用できること」「便利であること」等になります。

2つ目の質問へは、「業績を維持できた(利益をあげてこられた)」「社員が辞めないで、継続して働いているから」等が答えとなります。

3つ目の質問へは、「バス、乗務員(運転手さん)、ターミナル、社員の経験と能力、資金」等でしょうか。

しかし、以上の答えは、抽象的かつ一般的なものにすぎません。
学校の授業であればOKの答えと言うレベルです


今回は、この3つの質問に対して最初に出てきた答えに、以下のような質問をさらに重ねて貰いたいのです。

「なぜそうだと言えるのか?(その理由や根拠は何か?)」
「本当にそうなのか?(他にないのか?)」
「自社は、同業他社とどう違うのか?」
「今後もこのままなのか?10年後、20年後はどうなっているのか?」
「もっと具体的にするとどうなるのか?」



3つの質問の1つ目は会社の顧客についての質問です。
今段階で、顧客の事をどれ迄理解していますか?

2つ目は会社のこれまでの歩み、経験してきたことについての質問です。
まだ、よく分かっていませんよね。

3つ目は自分自身を含めた、今そして今後必要な人と組織の持つ経験と能力、お金(資産、資金)、そしてモノ(設備、機械、建物、情報システム、備品等)です。

会社の仕事「事業」とは、顧客を創造し、それを継続することです。


この3つの質問に答えて、そのレベルを深めていって下さい。
新人研修の期間の中だけではなく、今後仕事の知識やスキルを習得していく中でもこの問いかけを続けていくことをお勧めします。

この3つの質問の答えをしっかりと持つことで、皆さんがそれぞれに担当する仕事(業務)で、「いい仕事」ができることにつながるからです。


*************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

今回のテーマ、ワンポイントについては指導支援のポイントをお伝えすることより、まず、上司・先輩としてご自身はどんな答えを出しますか?の質問となります。

この3つの質問を投げかけられた新人が、皆さんに質問(相談)したら、どう対応するかです。

必ずしもすぐ新人に答えを教えなくても結構ですが、しっかりとした対応ができるためには、自分自身の答えを明確な理由・根拠、具体的な内容と共に持っていることが不可欠です。

今回の3つの質問で自社の事業を理解することは、まだ経験のない新入社員には簡単ではないかと思いますが、入社時に投げかけ、フォロー研修か1年後(次の新人が入る前に)その時点でまた考えてもらうことで、会社を支える人財として大いに成長することになると考えます。







【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



6rhpkf読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村




posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月01日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No127

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:
『職場で最初にすることは何ですか?〜その2「自己紹介」』

____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。

さて、今日から4月、今月は『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』シリーズです。
以下今回のテーマ本文(新人へのメッセージ)
*************************************************************************

今日のテーマは
『職場で最初にすることは何ですか?〜その2「自己紹介」』

ワンポイントは
「自己紹介は、コミュニケーションの接点づくり」


新入社員の皆さん、入社式の代表になったら、そうでなくても新人研修の場で、また職場に配属されたら、誰もが必ず自己紹介・スピーチ(一言挨拶)をすることになりますね。

人によっては、自己PRを就職活動の面接などでかなり鍛えられた方もいるでしょう。

しかし、会社の社長・役員や上司、先輩社員の前での自己紹介、少し緊張したり、何を言ったらいいか悩んだりしますね。


さて、この「自己紹介」は何のためにするのでしょうか?


これからお世話になる上司や先輩社員に自分を知ってもらう、アピールする、好印象を与えるために、初対面なので挨拶として当然・・・、それは、もちろんです。


「自己紹介」の目的は、初めて会った上司、先輩社員等会社の人、また社外の人との関係も多い業務(中でも営業職等)で、「仕事でこれからお世話になる人、関係を深める人との接点(キッカケ)づくり」だと私は、考えます。


研修テキストやネット上のサイトで、自己紹介でいかにして好印象を与えるか、アピールするか等いろいろとチェックポイントも書かれていますが、そのような話し方の方法以上に、今後のコミュニケーションの接点(キッカケ)となるかどうか、が大事なのです。

コミュニケーションの接点(キッカケ)となる「自己紹介」で、何を伝えるといいか、大きく3つあります。

1.自己の属性・要素
2.自分が最近体験したこと・今感じていること
3.自分とは(自己の特性や考え方、信条等)



1.自己の属性・要素:これは、当たりまえですが「氏名」を名乗ることから始まり、「出身地(育ったところ)」「学校で学んだこと」「趣味・特技」「好きな食べ物」「血液型」「生まれ月(星座)」等々です。

この自己の属性・要素を簡潔に話して、いくつかの項目を伝えることで、「出身地」が同じ又は近いとか、「学校や学科」が同じ・近い、「趣味・特技」が共通等、上司・先輩との共通点となることが見出せるのです。人は、相手のことについて、多く知れば知るほど距離感が近くなるのです。

また、自分の出身地や学生時代の部活動や趣味を自己紹介で話したら、職場の上司・先輩と話すときに、「私は自己紹介で話しましたように青森県出身ですが(バスケ部でしたが)、○○さんは、どちらですか(何か部活動していたのですか)?」と尋ねることが出来ます。


2.自分が最近体験したこと・今感じていること:特に、入社したばかりの今であれば、この会社へ何故入ろうと思ったか、あるいは、職場配属が決まった今の気持ちや体験したこと等です。

人は1.のような属性・要素等の事実情報を知ることもそうですが、それ以上に相手がいま感じていることや具体的な体験により興味・関心を持ちます。特に入社時の今の率直な気持ちを伝えると上司・先輩も自らの新人時代を思い出すことでしょう。

さらに興味関心を持て貰うためには、経験した中で自分が気づいたこと、感じたことにプラスして、なぜそう思ったかというワケ(理由・経緯)迄伝えることです。


3.自分とは(自分の特性や考え方・信条):自分の性格や行動特徴、自分の大事にしていることの自己認識(自分でそう思っていること)を伝えることです。

伝え方としては、自分について思っていることをそのまま話すのもいいですが、自分の尊敬している人、目指す人とか影響を受けた人やその考え等、また、自分の大事にしている言葉などで伝えることもありでしょう。

また、何故、そういう自分になったかということにつながる、自身の経験(成功・失敗体験、転機となった経験等)も伝えることで、より興味を引くことができます。


これまで述べたように自己紹介では、その場で何を言おうか、第一印象が重要だから等と、あまり気張らずに、コミュニケーションの接点づくりとして、自分ネタでの話題提供と割り切って話しましょう。

場面や相手によって、最初は1.のパターンで、そして2.3.へ進むと言う感じです。

研修では、新人同士で2.3.の発表をすることもあります(私の研修でもしてもらいます)。

注目されている新人の今だからこそ、自己紹介(接点づくり)を積極的にしていきましょう。

*************************************************************************
〔上司・先輩の皆さまへ〕

今回のワンポイントは、上司・先輩から言うと「新人とコミュニケーションをとる接点探し」です。新人の自己紹介を大いに興味・関心を持って聴いていただき、自己紹介をしてもらったからには、こちらから自己紹介(自分のことを話)しましょう。

お互い同士のコミュニケーションの接点づくりが「自己紹介」です。

先に述べたことの裏返しで、自己紹介で共通点があればそれを話題にして、声をかける。新人に関心を持って質問をする。
印象に残った自己紹介の仕方は、大いに褒めて(認めて)、さらに期待することを具体的に伝えましょう。







【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



6rhpkf読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村


posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月31日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No126

⇓読まれたらクリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

こちらもクリックお願いします。⇒PVアクセスランキング にほんブログ村

========================================================================

今日のテーマ:
『職場で最初にすることは何ですか?〜その1「挨拶」』

____________________________

こんにちは。
インタフェース五十嵐仁です。


明日から令和2年4月、多くの会社での新年度スタート。
新入社員を採用した会社では入社式、または、入社し職場配属です。

今年はコロナ禍の影響で、新入社員が大人数の場合は、集合研修を中止したり、分散して開催したり、オンラインを活用して少人数で開催したり、また感染が集中している一部の地域では自宅待機、等と例年とは違った対応をされている会社もあるようです。

今回から『新入社員へ仕事の基本と上司・先輩の指導支援』
シリーズがスタートです。


私どもが新入社員の研修で、仕事の基本としている「仕事や職場での態度姿勢から仕事の進め方、考え方、組織でのコミュニケーションのスキル等」について、1ポイントずつ具体的にお伝えしていきます。

それと同時に、その「新入社員に伝える仕事の基本」は、上司・先輩にとっても大切な仕事のエッセンスでもあります。

指導育成をする上司・先輩がその内容を身につけて実践していなければ、どれだけ言葉で伝えても、実際の行動に移すようになる新入社員は少ないでしょう。
(上司・先輩を反面教師として捉えられる優秀な部下を除いて、ですが)


ということで、上司・先輩にあたる方々には、自己チェックもしながら、指導支援のポイントもお伝えして参ります。

もし、会社で新入社員は入社するが、自職場には配属されない場合には、ご自身の自己チェックと基本の再学習の機会ととらえてご活用下さい。


以下、新シリーズ第1回スタート(新人へのメッセージ)。
*************************************************************************

今日のテーマは
『職場で最初にすることは何ですか?〜その1「挨拶」』

1ポイントは「挨拶は報連相のウォーミングアップ」


皆さん、「挨拶」は何のためにするのですか?
「挨拶」をしないとどうなりますか?


先日(3月27日)、今年度の初回の新入社員研修でも、この質問を投げかけました。


この質問に対して、
「挨拶はコミュニケーションをとるためです」
「しないと信頼な関係ができなくなります」・・・・

という、しっかりとした答えが返ってきました。
いいですね。

その上で、さらに意味を考えてみましょう。

新人研修ではなく、管理者やリーダクラスの研修では次のような回答が返ってきます。

・元気な挨拶をして自分も元気になる、職場も元気にするために(しないと元気がない)
・誰もがお互いに挨拶し合うことで明るい雰囲気ができる(しないと暗くなる)
・職場でコミュニケーションがとりやすくなる(しないと取りにくくなる)
・お互いに意識を向けて、関心を持つために(しないと無関心、無視となる)
・相手(メンバー)の様子やその日の調子をみることができる(みないと配慮できない)

どれも大切な「挨拶」の意味・目的です。
挨拶は、あなた一人だけの問題ではありませんね。


そして挨拶の実践ポイントは、
@相手を見て、明るく大きな(相手に届く)声で
A自分から先に
B続けましょう



朝の「おはようございます」、
社内の人への「いっていらっしゃい」「お帰りなさい」、
社外の人への「いらっしゃいませ」、
訪問先での「失礼します」、「ありがとうございました」、
退社時の「お先に失礼します」「お疲れ様でした」。

それぞれの場面で、上記Bを意識して、しっかりとしていますか?できていますか?

是非、意味・目的を意識した「挨拶」を、良い挨拶の3つの実践ポイントで習慣的行動にしていきましょう。


*************************************************************************
【上司・先輩の皆さまへ】

今回は、改めて指導支援のポイントをお伝えする必要は、あまりありませんね。

この「挨拶」の意味・目的と3つの実践のポイントを職場管理者・リーダーの全員が意識して、行うことです。

特にと言われれば、『上司・先輩自身が3つの実践ポイントA「自分から先に」を意識して行うこと!』
部下から挨拶してこないから、挨拶しないという上司は極めて少ないとは思いますが、これだけは是非、実践してみて下さい。

万が一、これまでしていなければ、必ずや明るい職場になること間違いなしです。







【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、一昨年4月に発売され、お陰様で昨年1月末に増刷、今年1月10日に第三刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



6rhpkf読まれたら、こちらも是非クリックお願いします。
にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村



posted by igajin at 00:00| Comment(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

リーダーに必要なコーチング「8つのスキル」

6rhpkf読まれたらクリックお願いします。⇒にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村


昨年あるサイトで、出来る店長と若い店長の会話と言う形での「コーチング」の紹介内容があり、それが非常に分かり易く、しかもインパクトがありました。
〔ご参照:http://www.peopleandplace.jp/e407376.html 〕

こちらでは、タイトルは9つのスキルと書いてありましたが、実際にすべてを読むと12のスキルについて説明していました。

この内容をかなり参考にしながらも、現在研修でリーダーとして必要な「コーチング」のスキルとして、私自身のこれまでの経験も合わせて以下のように、「8つのスキル」にまとめました。

1.『観る/観察する』
2.『聴く/傾聴する』
3.『認める/承認する』
4.『問う/質問する』
5.『ほめる/称賛する』
6.『映す/フィードバック』
7.『伝える/提案・要望・指示する』
8.『ふり返りを促す/促進する』

上記の6、7、8、は正直この表現でいいのか、まだ検討中です。

さて、リーダーの8つのスキルで最初になぜ『観る/観察する』が来るのでしょうか?この「問いかけ(質問)」の答えは次号から一緒に考えていきたいと思っています。 



読まれたらクリックお願いします。⇒にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村
posted by igajin at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 教える、学ぶ、支援する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
読まれたらクリックお願いします。⇒にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへ
にほんブログ村