2021年06月07日

【いい仕事をするために〜学びを活かす、分かち合う】No207:『部下視点でマネジメントを考えるシリーズ〜これまでに参照した7冊の紹介』

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『部下視点でマネジメントを考えるシリーズ〜これまでに参照した7冊の紹介』
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さて、今回はNo204であげた今回の「部下力〜部下視点でのマネジメント力シリーズ」で
参考にして私も学ぼうと思い手許において目を通した7冊の紹介です。

全て推しの本とはいいません。
それぞれの本のテーマや読者対象者も違いますし、皆さん自身の関心も違うでしょう。
とはいえ、折角ですので、私が感じた7冊のキーポイントを紹介いたします。

このメルマガで関心を持たれたら、最初に挙げた私のブログの記事もご覧ください。

1.「部下力―上司を動かす技術」吉田典生 著、祥伝社新書、2005年

ジャーナリストからプロのコーチに転身して、リーダーシップ開発やチームづくりを専門としている著者がコーチングの理論とスキルの視点から描いた本です。
部下力を、部下の側からの「リーダーの活かし方」(もちろん部下自身のため、そして上司のためにも)と捉えた内容です。

2.「上司へのすごい伝え方」斉藤由美子 著、秀和システム、2021年4月23日

1.は7冊の中で出版年が一番前ですが、この本は今年出版されたばかり、著者は私の最初の会社リクルートにいた時に半年くらいですが、同じ職場にいた後輩の女性です。若手社員に上司とのコミュニケーションの取り方、接し方の技術を「ソーシャルスタイル」の理論を活用して具体的かつわかりやすく説いた本です。

3.「上司が何を言っているのかわからない!というあなたへ」 松本幸夫 著、海竜社、2018年
この本は、上司側の問題はもとより、部下本人側の問題の両方の視点、そして双方の人間関係の3つ視点から捉えて、人材育成コンサルタントの著者が、部下本人が上司とどのように関わるか、働きかけるかの具体的な手法を説いています。


4.「バカ上司の取扱説明書」古川裕倫 著、SB新書、2018年

この本は、書名からは困った上司への対応法の本と思われるかもしれません。その一面も強いのですが、著者に部下そして、管理者、経営幹部を通してのご自身経験から基づいた内容。
実力をつけて社内の仲間や取引先から信頼されるように自分を変えていけば、ひどい上司も部下の対しての行動を変えてくれる、それだけ一目置かれる存在になれることを説いています。

5.「「部下力」のみがき方」新名史典 著、同文館出版、2012年
この本は、著者自身が管理者、幹部としての様々な体験を通しての様々な上司への対処法と共に上司を活用して自分自身がいい仕事をするための社会人人生の「部下力」本です。

6.「上司を使い倒す50の極意」田中和彦 著、祥伝社、2014年
著者は、リクルートで人事課長、4誌の編集長を歴任、その後映画プロデューサー、キネマ旬報代表取締役を経て現在人材採用・教育研修、組織活性化コンサルタント。
この本はある程度以上の能力、機能を持っている(はずの)上司を最大限に活用して部下自身が自分の仕事を面白くする本
本人の幹部管理者、経営者としての経験と少し独自な理論建てを併せ持った内容です。

7.「怒る上司のトリセツ」宮本剛志 著、時事通信社、2019年 
 この本は、No204でも紹介しましたが、上司の怒りに焦点を当て、「アンガーマネジメント」の方法論に加えて心理療法、コーチング、エゴグラム等を活用して周りの人の「怒り」への具体的な対処法を述べている本。職場・仕事やそれ以外でも幅広く人間関係づくりに役立ちます。

今回は具体的な上司活用のヒントではなく、本をメインとして情報提供でした。


それでは、また次回で。


ご質問、ご意見、ご感想はいつでもどうぞ!

送信先はこちらです:info*interface-h.co.jp 
*を@にして送信下さい 






【最後にお知らせ】
私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書
リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)、2018年4月に発売され、お陰様で一昨年1月末に増刷、昨年1月10日に第三刷、そして今年2月1日で第四刷となりました。全国大手書店、アマゾン他のネット書店で販売しております。

購入(左クリックする)前に、こちら「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。



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2018年05月02日

「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」4月28日書店発売

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弊社代表五十嵐仁の著書「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」が4月28日発売されました。

本書は、一人以上のメンバー(部下、後輩)を持つ職場のリーダーのために書かれた本です。職場リーダーに必要なメンバーとの信頼関係作り、指導育成、仕事の情報共有化のためのコミュニケーションスキルを具体的に述べています。

こちら(Amazon)から、購入できます。

目次の章立てを以下に紹介します。


はじめに
第1章 部下や後輩育成に役立つ3つの手法と7つの基本スキル
 〜カウンセリング・ティーチング・コーチングの基本
第2章 部下・後輩、上司とも「話が通じる」関係になるための7つのスキル
 〜相互に話ができ、意味と気持ちが通じる「カウンセリング」
第3章 部下・後輩が「知る・分かる」から「できる」になるための11のスキル
 〜教えて、できる部下にするための「ティーチング」
第4章 部下・後輩が自分で考え、行動するメンバーになるための14のスキル
〜解決・学び支援のための対話コミュニケーション「コーチング」
第5章 部下・後輩から報告・連絡・相談を受けた際のポジティブ対応12のスキル
 〜職場の報連相(情報の共有化)を深めるために
第6章 部下・メンバーのモチベ―ションを高める職場づくり7つのスキル(方法)
 〜職場の風土とチーム力を高め「自分で考え、行動する人」を増やす
第7章 職場のリーダーとして実践するコミュニケーションスキル
 〜学んだスキルを職場で実践するために

話しの聴き方「カウンセリング」だけ、質問をして育てる「コーチング」だけというのではなく、実践的に役立つように著者が研修で伝え、実習している内容を整理しています。
そして、第7章で、職場リーダーとしてのあなたに一番役立つ61番目のスキルを見つけて下さい。

管理者、リーダーの社内研修のテキスト、社外セミナー・研修受講後のフォローの自己学習にも役立つ本です。



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2017年07月01日

孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA(ダイヤモンド社)

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 今日紹介の本は、孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術(三木雄信著、ダイヤモンド社、2017年2月発行)。

ソフトバンクで孫社長のおひざ元で仕事をしてきた著者が、本書の中で孫社長の仕事ぶりを徹底的に分析してできた「高速PDCA」を紹介。その要約と私の理解した結論、感想を以下に述べます。

「高速PDCA」を3つにまとめると(著者自身が3つに示している)以下の通り
(1)思いついた計画(具体的方法)は、可能な限り全て同時に実行する
(2)1日ごとの目標を決て、結果を毎日チェックし改善する
(3)目標も結果も数字で管理する


それぞれ補足すると、
(1)具体策を可能な限りずべて同時に実行するので、その方法が効果的かどうかの結果が直ぐでる。そうすると過去の経験則からではなく、現在進行中での結果から分析して、優れた戦略を立てることができる。

(2)その上、毎日結果をチェックし改善することで、普通の人の仕事の進め方の何倍ものスピードで成長できる。

(3)明確な数字で分析することで、正確に成果に影響する戦略を立てることができる。もちろんそのためには、何に関してのどのような数字で把握するかの適切な選択が必要となる(本書では多変量解析等も活用して、それを明確にしている)

さらに、本書でいう「高速PDCA」の実践は8つのステップからなるとしている。

➀大きな目標を立てる(週、月単位など)
A小さな目標を立てる(1日が原則)
B目標達成に有効な方法をリストアップする
C期間を決めて、全ての方法を同時に試していく
D毎日、目標を結果の違いを検証する
E検証を基に、毎日改善する
F一番優れた方法を明らかにする
G一番優れた方法を磨き上げる

この8ステップの高速PDCAを日々の仕事で実践する5つのコツを
本書の以下の2章から第6章までで述べている。

第2章「毎日の目標を設定する」
第3章「同時にすべての手段を試す」
第4章「数字で厳密に検証する」
第5章「一番い方法だけを磨き上げる」
第6章「人の力を借りる」

これまで述べたことにさらに補足すると、まずはどんな分野、ジャンル、範囲でもNO1を目指す(最終目標、ビジョンのレベルで)こと、しかもそれが自分自身が本当にしたいことにチャレンジする。

私が理解した本書の「高速PDCA」は、
私が務めた最初の会社リクルートで学んだ仕事の進め方とかなり共通している。

(1)完璧な計画を作るより、ある程度見通しがつけたら始め、やりながら考えて優れた成果を出す計画に仕上げていく。

(2)一人で考えるより、相談して知恵を出し合い、特に分からないことはお客様に聞く(お客様から学ぶ)。

(3)数字として結果が出る仕事がいい仕事の進め方であり、成果を上げている人、成功例から学び、自分の工夫をプラスする。


自分自身の振り返りは、本誌を読み、現在「目の前の仕事をこなすこととこれまで学んだ経験の繰り返し」に陥っていることに危機感を感じた。できることを日々実行し、日々ふり返る、個別案件ごとにふり返ること、私流の表現では「高速【ふり返り+次の一手】」を進めていこう。

本書は、新しい内容というよりは、再認識し、ふり返りになたっと言う意味で
★★★★☆(星4つ)、後は実践のみ。



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2010年12月06日

OST(オープンスペーステクノロジー)ゼミナー受講と紹介の本


昨日(12月5日)、上京して「OST(オープンスペーステクノロジー)」のファシリテーター養成講座を受講してきました。
9月に受講した「ワールドカフェ」セミナーと同じ主催者が開催。

キッカケとなったこの本は、確か昨年買って、8割くらい目を通して積読(つんどく)になっていました。

セミナーの受講者は、トレーナーも含めて総勢7名と少人数でしたが、かなり刺激的で深い体験があった。
四国の放送局の社長、神奈川県の市役所の職員、伝統ある和菓子の会社の人事部次長、大学教授、そして私、トレーナー(ファシリテーター)は、香取さんと大川さん。

6名でのOSTの体験から始まり(私は最初の15分か1人セッション)、理論の背景や具体的なファシリテーションの進め方、そして創始者ハリソンオーエンのリーダーシップ論(これが結構深い)まで。寺小屋風のレクチャーと質問対話。

OSTは、かなりのところ人間の可能性と集団(グループ)への無限の信頼がベースにあるのかと感じた。

部門の活性化について相談のあったH社に年内提案して、年度内の実施を目指す、と宣言してきてしまったので、後はやるだけ!!


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2010年09月23日

ワールドカフェのセミナー受講&3冊の本

昨日から上京して、セミナーを受講してきました。

「ワールドカフェ・ファシリテーター養成講座」(HRT主催、ファシリテーター香取一昭氏、大川恒氏)

ワールドカフェは、ヒューマンバリュー社発行の翻訳書を昨年買ったが、半分くらい読んで積読のままだった。

先月、友人のコンサルタント駒形氏から「『ワールドカフェ』は大人数でもできるし、また、アクションラーニングよりもやりやすい。」との話を聞いて、それなら早速セミナーを受けに行こう、と思い申込、本日の参加となった。

また、11月に開催を予定している『北海道女性会議〜Woman's Cafe(11月6日)』で担当するワークショップをこのワールドカフェ方式でやろうかなと思い、その準備も兼ねての参加だった。

セミナー受講直前に、今回のファシリテーターのお二人の著書2冊「ワールド・カフェをやろう」「決めない会議―たったこれだけで、創造的な場になる10の法則」読んだ(正確には、2冊目は本日の帰りの飛行機で読了)。


ワールドカフェと銘うったワークショップ自体には参加経験はないが、やり方自体は、グループ討議でメンバーを途中他のグループへ行って交流して、また戻るという方法で、研修で実施してその成果は実証済み。

参加者の業種は、私を含め研修会社(講師・営業)が4名、他は自動車会社、カード会社、教育産業、広告代理店、製薬会社など。人事研修部門はもとより、ラインのマネージャー、労働組合幹部も含め、計11名。

10時から18時までの1日セミナー。午前中は、ワールドカフェの理論についてのレクチャー。本を読んでいてもよく理解していなかったことが、生のお話でよく分かる。また、Q&Aも入れで疑問も解消。

その後、実践事例のレクチャー。
合併会社でのチームビルディング、戦略策定カフェ(ミーティング)、まちづくりの百人委員会でのワールド・カフェ、海外でのワールド・カフェ等々。


午後は、実際に受講メンバーが実施しようとしているワールドカフェの企画の検討ワーク。
私も早速「北海道女性会議〜ウーマンズカフェ」の企画案を発表して、質問、ご意見・アドバイスをいただいた。

私がこれまで活用している主な手法「アクションラーニング」と比べると(目的や背景の理論が違うので単純比較はできないが)
(1)大人数で参加可能なこと
(2)具体的な行動計画などの結論を出すというよりは「共有化」と「共感」による個々人の価値観・思考の変容、行動への動機づけが主な効果、
(3)期待される成果(効果)は、参加メンバーの要因が大きいので、「ワールドカフェ」の場でのファアシリテーションよりも、その場を作るまでの企画やプロセスづくりの要素が成否に関る比重がより高い、というところが大きな違いだろうか。

まずは、実際に「ワールドカフェ」を開催し、さらに11月の『北海道女性会議』で活用し、実践と学習を深めていきたい。


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2010年02月07日

職場のコミュニケーションをその風土とそのスキルの面で考える、お勧めの2冊の本

職場のコミュニケーションについて先月(1月)に読んだ本2冊。

 
 
 『不機嫌な職場』

昨年の新書ベストセラーの1冊です。
昨年末に買っていたのですが、この1月に読了。

社員の一人ひとりは一生懸命仕事に取り組み、何とかしようとがなっているのに
なぜかうまくし語とがまわらない職場。

ギスギスした感じがする職場。

メールを送っても反応がない、直接のコミュニケーションが少ない職場。

どうしたらイキイキとした職場に変えることができるだろう、その方法は?!

協力関係を阻害する3つの「構想的要因」や社会的交換理論などに基づいた現状の考察には、今研修を通して職場のコミュニケーションの大変さを実感している私からも納得できる内容でした。

職場を何とかしたいと考えるすべての人に、仲間と一緒に読んでみては。



  
『「共感」で人を動かす話し方』

本書は、アナウンサー兼報道記者として活躍し、地方局から全国放送でも活躍し、その後コーチングセミナーのトレーナーとして数多くの管理者のトレーニングを実施した著者の経験と研鑽からまとめられている。

「ストーリー」「会話反射神経」「プレゼンス」という共感を作り出す3つの神器からなる。

「ロジカル思考」に長けた「成果を上げた管理者」が陥りやすいコミュニケーションギャップや壁を取り払う「共感で人を動かす力」を身に付けられます。

コーチングの書では、相手の受容・理解して、関係作り、また相手に考えさせることで終わってしまうコミュニケーションで終わってしまっている。
この本ではこちらの考えやアイデアも相手に受け止めてもらえる伝え方、共感と共有化を達成するコミュニケーションまでを説いています。

コーチングの本を読んでも相手を動かせない人に、具体的なスキルと考え方を掴むことができます。

イキイキとした職場作りのために、先ず自らのコミュニケーション、話し方を変えるための一歩として是非ご活用ください。


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2009年12月07日

社内講師する方へのお薦め参考図書

先日お世話になっている研修センターのご担当者から、
「研修で社外講師以外に社内講師にもかなり担当してもらっているのですが、皆さん教える知識はあっても多人数を相手に話をするのに、苦労しています。社内講師をする人に参考になる本を教えていただけますでしょうか」
というご依頼がありました。

早速、手元にある本や私が参考にしている著者(講師)の方の著書を3冊紹介いたしました。(以下)

■社内講師の参考図書

1.「あなたも名講師になれる (パート2)」岸 恒男著、日本経団連出版、1988年
 サブタイトルが上手な講義の仕方とあり、同じ著者の前著「あなたも名講師になれる―うまい教え方・話し方」の続編にあたりますが、本書の方が「講義の進め方」をメインにしているので、こちらを推薦図書としました。時間がある方は前著も一緒にお読みいただくといいでしょう。
どちらも講師の基本書的テキストともいえます。読み方としては全部を通読して、特に役立ちそうなところを熟読する。または、目次から関心のあるところを読んですぐ活用してみるということをお勧めします。本書第3章だけでも徹底して読んで、実践してみるだけで講義や説明が変わることでしょう。

2.「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子著、中経出版、2009年
 著者は、元吉本興業のマネージャーを務め、現在は研修会社を立ち上げ【講師塾】も主宰。私も数年前にお話を聞いています。本書はプロ講師、アマ講師(社内講師)問わず、豊富な講演経験から学んだ実践ノウハウが満載です。読みやすさ、分かりやすさは抜群です。
◆まず「何のために」話すのか、◆「伝える」から「伝わる」へ、◆「うなずき」くんを見つける、など私自身も非常に共感する内容です。



3.「教え上手は、学ばせ上手」関根雅泰著、クロスメディア・パブリッシング、2009年
 本書は講義のためだけではなく、職場で教える(説明や指導、OJTなど)ことも含めた具体的な教え方の技術書です。教えるということは相手に「学ばせる」ということでもある、という考え方を基本にして、具体的な場面で活用できます。単に講義の仕方だけではなく、最終的に受講者に身につけさせるという視点で活用すると効果的です。もちろん講義の仕方や話し方にも役立ちます。

これから新入社員研修など、人事研修担当者の方はもとより管理者の方々も、社内で講義だけではなく教えることも増えてくるかと思います。その際には、特に3番目の本が役立つと思います。

ご参考になれば幸です。


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2009年10月20日

塩津真著「さあ、いい仕事をしよう!」新装版が出版

 
 私どものパートナーコンサルタント、株式会社キャリアアンカー代表の塩津真氏の著書「さあ、いい仕事をしよう!」が9月に経営書院より新装版として出版されました。
 
 同書は、2002年にPHP研究所から発行された、好著「さあ、いい仕事をしよう!―MBOによる効果的チームマネジメント」の新装版です。ドラマ仕立ての分かりやすい構成、そのストーリイも現在の経営環境にあわせてリメーク。
 
 実践的なMBO(目標によるマネジメント:目標管理)の考え方と実際の職場でのストーリイとを参照させながらという点で分かりやすく、ラインの管理者のテキストとしてもお薦めの良書です。

塩津氏の著書は他に、「上司の評価」「会社の評価」―悩める評価者への処方箋があります。
本書は、職場の上司の評価(マネジメントプロセスでの評価)と会社の評価(人事処遇として評価)という2つの視点からの評価を整理し、これからのあるべき正しい評価の仕組みを提言しています。


「いい仕事をする人と組織づくり」のために
株式会社キャリアアンカー(サイト)


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2009年03月19日

「手ごわい問題は、対話で解決する」を読んで

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メールマガジン2月号でお伝えした「手ごわい問題は、対話で解決する」アダム・カヘン著。
「南アフリカのアパルトヘイトを解決に導いたファシリテーターの物語」を読んで、事前の5つの質問に以下答えていきます。

1.一言でこの本を表すと(テーマは)? 
 「政治経済社会の複雑な問題の解決には、対話と言うアプローチが
  非常に有効な手段の一つである」

2.3つにまとめると?
  @複雑な問題の解決は、従来型の原因究明して、唯一つの正解を求めるという解決方式では実現しない。
  A複雑な問題への有力なアプローチは「対話」である。
  Bその対話は、「率直に話すこと」と「オープンで、内省的かつ共感的な聴きかた」で成り立つ。

3.この本で新しく学んだコトは何?
  @問題の複雑性には3つある。
   @)「物理的複雑性」、原因と結果が時間的にも空間的にも遠くはなれている場合の問題。
   A)「生成的複雑性」、過去の経験で解決できないように変化が激しく未来が予測不可能で、未知なる状況の問題。
   B)「社会的複雑性」、問題に関る人たちが価値観や認識、見解が大きく異なる場合の問題。
  A複雑な問題を解決に導くプロセスにも大きな3つの要素がある。
   @)システム的なアプローチであること
   A)創発的なプロセスであること
   B)参加型のプロセスであること
  B上記Aの対話は、オープンな方法によって実現される(10の提言にまとめられている)。

4.気づいたことは何?
  
 本書に直接的な記述はないが、これまで社内の変革を成し遂げて来た人は、まさにここでいう「対話」のコミュニケーションを実現できた人ではないだろうか。と感じた。本書では、キング牧師の演説が、それに近い一例である。

5.自分の仕事(研修、コンサルタント・コーチング)に何が役立つか?

 正直言って、具体的なスキルやノウハウとしてはほとんど役に立つ内容はなかった。しいて言えば学んだことのBつめの「オープンな方法」。これは心構えとしては非常に有効だと感じた。


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2008年07月27日

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?

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枝廣 淳子・小田 理一郎著、東洋経済新報社、2007年、1680円

■コーチングで個人の目標達成や問題解決のサポートを、アクションラーニングでチーム・組織の課題解決の推進、そして成長を進めてきました。
その中で出会ったことば「システム思考」について、この本で非常によく理解できました。
副題にあるように「小さな力で大きく動かす」問題を高く、広く、深くとらえて効果的な解決のアプローチが導き出すことができます。

◆「パターングラフ」や「ループ図」、「システム原型」「レバレッジポイント」などの使いでのある強力なツール群。読みながら現実の問題に当てはめて応用練習すると益々理解が深まります。
この変化の激しい時代の問題や社会構造や組織問題には、要素還元的な分析的ロジカル思考だけでは、そもそも問題の本質を見失うこともあります。
「1.人や状況を責めない、自分を責めない」から始まる『システム思考七ヶ条』も現実問題を見る前提を見直し、視野を広げ、新しい視点へと導いてくれます。

●企業のビジネスリーダーに限らず公共団体、学校、病院、NPO、他組織の問題解決に直面しているリーダーに先ずはお薦めです。若き(頭の柔らかい)政治家、社会変革のリーダー、社会起業家にも是非読んでもらいたい書です。


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ラベル:システム思考
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